【結婚はリスク】ゼロコロナを経た中国の若者のリアル
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これは中国固有の問題のように見えるかもしれないけれど、韓国でも同様のことが起こっているし、日本ではこれとは違う意味で、「家族を養える気がしない」と感じてる人は多いでしょう。
中国では圧倒的な不動産の価格高騰などが問題で、稼げても、それ以上に買うべきものが高いということでしょうが、日本の場合は所得制限があるのが問題。
才能や境遇にも恵まれ、夫婦で頑張っても、負担が増えるモデルなので、
結婚するメリットは?とか、子どもがいるメリットは?と考えてしまう人からすると、稼ぐデメリットが勝ってしまう。
どんどん懐も心も貧困になってしまいますね。
注目のコメント
いまだに結婚に持ち家が必要という考え方が続いているのは、大きな問題です。
先日、中国から来た友人が、中国人同士で東京で結婚したのですが、その際に家を買いました。終身雇用の身分を得ているわけでもないのに(下手をするとビザが切れて帰国するしかなくなる)東京で家を買うというのは、かなりリスクのある選択です。
日本では中国と違って借り手の権利が強く、大家の都合で一方的に追い出されるということはありません。それでも家を買うというのは、何か先方の親族に対するメンツの問題なのかもしれません。
もう10年以上前に聞いたジョークがあります。
"男性が女性にプロポーズしたところ、女性が返答して曰く「家は持ってる? 車は?」"
"またある大学の入学式で、学長先生曰く、
「男子学生諸君。君たちは大学で恋愛をしようとしているかもしれないが、恋愛に精を出しても無駄だから、勉強しなさい。君たちの将来の奥さんは、いまようやく小学校に入ったところだ」"
(=男性が家や車を買う経済力を身につけた頃には、同年代の女性はみんな年上の金持ちと結婚してしまっている)
ただ、今の二十代の学生に聞いてみると、相手に経済力をそれほど求めないという意見が多く、希望が持てます。将来は「持ち家じゃないとダメ」という考え方は廃れて行くかもしれません。(しかし「相手の身長は高くないとイヤ」という、更にどうすることもできない回答も多かったですが……)
また、不動産価格の高騰が晩婚化に拍車をかけているということになれば、習近平政権が強権を発動する可能性もあります。なにしろ「教育コストの高さが少子化の一因である」という判断から、突如「予備校産業を壊滅させる」という政策を発動したこともありますから、不動産価格を叩き落とすくらいのことはやりかねません。確かに私の周りに不婚、結婚してもお子さんはいらない人が多くなっています。
10年前にある人口問題の専門家を取材して、今後の人口推移について聞いたが、一人っ子政策を堅持する場合、2022年ごろ人口は15億を超え、その後の十年間も増加しつつ、いずれ16億人になると言いました。
まったく人口の減少なんか考えていません。
一人っ子政策を辞めると、人口は爆発的に増加し、年間3000万から4000万人の増加になるだろうとも言いました。
もう一回その専門家を取材したいです。中国に限らず、先進国の共通課題。
中国特有の問題で言えば、元より中国は女性活躍が目覚ましい、コロナで帰郷が減り伝統的な親からのお見合い促進の減少、都市化の急速化、マンション購入などの結婚負担の大きさなどが挙げられますね。
いずれにしても、この流れは止められないので、日本が先行する少子高齢化の問題は中国や先進国にも波及します。逆に言えば、日本がこの領域で世界をリードするチャンスとも言えます。