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「日銀の全面降伏」不可避か-政策修正見越し、投資家は容赦ない圧力

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    (株)TOASU特別研究員(経済評論家・コンサルタント)

    どのような手段を使おうと、市場で決まるべき長期金利を日銀が腕力で異常に低く抑えている以上、そこに歪が生じるのは当然です。歪は投機家の絶好の攻撃材料ですが、過去に外国勢が仕掛けた攻撃は、巨大な日本経済、十分な経常黒字、厚い国債取引の流動性の壁に支えられた日銀に撃破され続けてきたのです。ところがコロナ禍中で日本経済の弱みが増して財政赤字が急速に膨らみ、貿易赤字が嵩んで経常収支の黒字幅がぎりぎりまで縮まり、日本国債の半分以上を日銀が買い占め国債市場の流動性が無くなって、日銀の腕力に衰えが見えました。
    追い詰められた日銀が昨年12月に取った修正策は、日銀が買うがゆえ低くなり過ぎた10年物国債の金利上限を引き上げ、それ以外の年限の国債を大量に買うことを宣言してイールドカーブの歪みを修正し、金融機能を取り戻すというものでした。空売りを仕掛けた投機家が大儲けし、日銀が初めて一敗地にまみれた形です。
    日銀の不意打ちでフォワードガイダンスを信じなくなった投機家が、日銀の言うことを素直に聞いて矛を納めるはずがありません。案の定、1月に入るとイールドカーブ全体が上昇し、10年物国債の金利がこれまで以上に歪む結果になりました。
    短期の資金を供給する本来の共通担保オペと市場実勢を極端に下回る低利資金を長期に亘って供給するオペとは性格が全く異なります。これ以上買うことが難しいほど国債を買わされた日銀は、今度はお金を無限に刷って身内の銀行に低利で渡し、日銀に代わって国債を買って貰う挙に出たのです。低利の長期資金を日銀から恵んで貰った銀行は、それより高い利回りの国債を期間に合せて買えば濡れ手に泡で儲かります。いわば、日銀は外資中心の空売り勢を撃退するために、身銭を切って身内の銀行を儲けさせつつ国債を買わせているのです。こんな異常な政策がいつまでも続けられる筈がありません。投機筋が勢いづくのは理の当然。とはいえ日銀が再び打ち負かされたら大変です。上手に軟着陸してくれると良いのですけれど・・・ (・・;


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    フューチャー株式会社 取締役兼フューチャー経済・金融研究所長

    「圧力」、「降伏」、「屈服」といった最近流行りの見出しは、ちょっと筋が違うという印象を受けています。

    私が調節担当時代、市場と「対決」、「戦う」などと考えたことは一度もありません。インザマーケットであるべき中央銀行が、市場を敵視しても良い事は一つもありません。そのことは、中央銀行員であれば皆実感していると思います。

    また、中央銀行は唯一、流動制約を受けない主体ですので、「10年物国債金利」といった特定のプライスを守ることが戦の目的なら、必ず勝てます。しかし、中央銀行の目的は特定の金融資産価格を守ることではなく、(法律で定める通り)「物価の安定」を守ることです。特定の金融資産価格をいくら守ったところで、インフレにしてしまっては意味がありません。

    金融政策を巡る報道も、「勝った負けた」ではなく、例えば「短期調節手段である共通担保オペをこれだけ長期化した中で、今後数年間の金融調節はどうするのか」といった、より政策寄りの議論になっていくことを望みますし、その方が政策論の深化につながるように思います。


  • 小山内行政書士事務所 代表

    よくまあこんなにポジショントークばかり集めてくるものですね。

    市場や投資家との対話は重要ですが、日銀の使命は、あくまで物価の安定と雇用の確保であって、投資家を儲けさせることではありません。


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