2023/1/17

【決算解説】マネーフォワードの「拡大」が止まらない

NewsPicks 編集部 副編集長
 クラウド型会計ソフトを手がけるマネーフォワードが1月16日、最新の通期決算を発表しました。

 年間の売り上げは200億円の大台を突破しましたが、最終赤字額も大きく増えて、94億円の赤字でした。

 マネーフォワードの最新情報と、同社が向かう方向を「4つのポイント」にまとめました。
INDEX
  • 売上成長は2年連続で「30%後半」
  • 巨額赤字「94億円」の理由
  • 家計簿アプリの有料会員「40万人超」
  • 「2024年に黒字化」目標

売上成長は2年連続で「30%後半」

マネーフォワードは、11月に年度が終わる11月決算企業で、今回は、2021年12月〜2022年11月までの1年間の業績(2022年11月期)を発表した。
売上高は、前年度から37%増えて215億円で、2年連続で30%台後半の高成長を維持している。
一方、本業のもうけを示す営業損益は85億円の赤字、その他の要因も含めた最終損益は94億円の赤字で、大きく赤字額を増やした(下図)。