中国パネル大手BOE、ベトナム北部に新工場建設か サムスンなどに有機ELパネル供給
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注目のコメント
・三星無線はスマホで世界最大のシェアを持つ。
・三星は15年くらい前から安価な労働力という面に目を向け、ベトナムに投資を続けており、携帯電話やスマホの組立工場を展開してきた。三星ディスプレイもディスプレイモジュールの組立工程はベトナムに展開してきた。
・ベトナムは歴史的に韓国企業を税制面や輸出入の面で優遇してきた。
・三星は一方で中国でのスマホのシェアは失い続けている。
・三星ディスプレイ(以下SDC)中小型有機ELパネルでは高い世界シェアを維持しているが、中国の世界最大のディスプレイメーカーであるBOEは追いつきつつある。(BOEが出世競争の激しい三星のエンジニアを次々と高給で引き抜いているというのも背景にあると言われる)BOEは南京政府などから莫大な支援を受け続けて成長してきた。いわば、国営にかなり近い。
・三星無線はSDCのディスプレイだけを使ってきたわけではない。三星ディスプレイとは独立した組織のため、BOEの液晶ディスプレイも多く採用してきた。SDCからすれば、三星無線は厳しいお客様の一社とも言える。
・BOEが有機ELのモジュール組立工程をベトナムに拡大すると価格競争が激しくなるだろう。既にBOEの有機ELパネルは価格でかなりSDCを下回っている。竣工は2025年。
テレビ、モバイル、どちらがメインになるのだろう。
車載もある。
以前にSamsungがモバイル向けOLEDのピークをどこに設定しているのかとコメントしていたけど、2023年前後を考えているのだろうか。
実際どうなるかは置いといて、同時期にSamsungが早ければ今年中にスマートウォッチ向けのmicroLED開発完了のニュースも出ていた。
Apple同様、コストは気になるが、スマートフォン向けを販売出来るのがいつになるのか気になる。
OLEDからの置き換えは容易ではないと思うが。
BOEがAppleへ供給するとのニュースが出てから約5年。
早いのか遅いのか、どちらにしてもコメントにあるように簡単にはいかないし、大規模な投資をしても年月は掛かるのが分かった。
もう恐らく、AppleがSamsungに違約金を払う事態は無くなりそう。
『「中国BOEが7850億円投じ6G有機ELパネル工場建設」の衝撃』
https://newspicks.com/news/2952236
『中国BOE、iPhoneへの有機ELディスプレイ提供をオファーか。将来はSamsungのライバルに?』
https://newspicks.com/news/2669942
『Samsung produces micro LEDs for smart watches - ETNews』
https://english.etnews.com/20230113200001