中国 新型コロナ死者 約6万人と発表も SNSでは“もっと多い”
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私の個人的なリサーチからの感覚では80%ほどが感染。
当社の社員も80%程が感染しましたが、幸いにも超重症化や死に至るケースは観測されていません。他の情報筋からも同じような印象。
もちろん、これだけの感染拡大なので慢性疾患などの方が死に至るケースはあれど、日本も世界も同様であったし、それを乗り越えての今がある。日本や欧米などと比較してワクチン効能が弱かった中国ができ得る対策として、決して否定だけはできない。中国の発信情報の正確性や信憑性は今に始まった話ではなく、大事なことは現地の一次情報をしっかり得た上で、フラットに捉えること。これは中国でビジネスをする上で最重要と言って良い。
注目のコメント
昨晩、中国当局が「過去1か月の間に約6万人が新型コロナへの感染によって死亡した」と伝えたのを見て、正直サプライズでした。中国のSNSで多くの人民が反応するように「そんなもんじゃないだろ」という疑念がある一方で、「ゼロコロナ」の撤廃が引き金となり、これだけの人民が亡くなっているという”真実”を自国民に対して公開した事実を軽視すべきではないと思います。要するに、中国で実際に起こっていることを前提に、中国人民と国際社会がそこに対して健全な関心と圧力を寄せていけば、あの中国共産党も動く可能性があるということです。
そして、「動く」という観点からすれば、3期目入りした習近平政権は、2期目よりも柔軟になるのではないかと現時点では見受けられます。これまで封じ込め政策をここまで長期に渡って継続してきた国は他に例を見ません。よって過去の感染者は、国民の数に比して、比較的少ないと見積もることができます。
かたや、その時間はワクチンを広げるのに十分だったにもかかわらず、十分にワクチン接種を広げられなかった地域が数多く残されるのもまた中国です。
こうした背景から、中国は免疫的にコロナウイルスにナイーブな人が未だ数多く残されてきた稀な国となっていたと思います。逆に言えば、各報道機関は盛んに変異ウイルスの弱毒化を根拠の下支えなく謳っていますが、それが真実かどうかを知るための手がかりとなる情報を提供できる可能性があるのが、ほぼ唯一現在の中国と言っていいでしょう。
そういった意味で、皮肉なことでもありますが、今後中国から報告される変異ウイルスに関する学術論文は、世界の国々にとってとても貴重な情報になると思います。感染が広がってしまった現在を修正することはできませんが、できる限り多くの人が助けられることを願いながらも、今後の変異ウイルスに関するデータは世界が注視すべきデータになるでしょう。これまで中国政府のコロナ対策を擁護していた世界保健機構（WHO）から「透明性がない」と批判されたことでやむなく死者数を発表したようです。しかし、中国政府の内部調査や私がコンタクトをしている中国政府関係者の話を総合しても明らかに実態に合わない数値です。中国のニュースサイトから削除された北京大の研究者の調査によると、国内のコロナ感染者の累計数が、中国の全人口の約64％にあたる推計9億人に達したようです。
