「そんなもんかい、紅白」で注目のVaundyに学ぶ、批判も力に変えるアーティストの強さ
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紅白歌合戦のVaundyさんのパフォーマンスは凄かったなと思っていたら、有吉さんが「すべっていた」と発言していたという記事を見つけてしまって何となくモヤモヤしてしまったので、Yahooニュースに記事を寄稿してみました。
去年はM-1でウエストランドが優勝したのにもビックリしましたが、さすがに日本のテレビ全体で空気読み過ぎな流れが強すぎた気がするので、少し揺り戻しがあるのかなと思っていたりもします。
まぁ、一方で去年のさまざまな炎上騒動を考えると、アーティストではない我々普通の会社員は、やっぱり空気をしっかり読まなあいと危ないという状況は変わらないのかなとか、いろいろモヤモヤしている今日この頃です。この記事を書かれた方は、有吉さんのラジオをちゃんと聞かれたのでしょうか?
有吉さんは、Vaundyさんのことを『歌がめちゃめちゃ上手いから』とおっしゃってますよ。
有吉さんは、Vaundyさんのあの発言も事前にNHKの方に言っておけば、観客に呼応してもらうようにお願いできたとおっしゃっています。
やはり時間も決まっていて、台本通りしか進行できないのですから、アドリブはカメラ割を含め対応が難しいと思います。
自分のファンのいる自分のコンサート会場ではなく、
演歌ファン、ジャニーズファン、48グループファンのいる
NHKホールであの発言をすること自体
ニーズにあってないから違和感を感じられたのではないでしょうか?
今の笑いの上を行く『傷つけているようで、だれも傷つけずに遠回しに皮肉を言って笑いをとる』といったところが、全局全てのゴールデンタイムにレギュラーを持つ人の実力なのではないでしょうか?
あと
歌はうまく歌えるが
もう2人じゃないし
みんなが聞きたいのは、『当時の雰囲気の猿岩石』であろうから、あの頃のように歌唱力と声量を抑えて歌ったとおっしゃってました。
求められるいるものがわかっているから、あんなに人気なのだと感心しました。
そこが
有吉さんとVaundyさんの違いではないでしょうか?個人的には、あの発言も含めてVaundyさんのパフォーマンスは、昨年の紅白のピークだったように感じました。
悲観的なコメントや諦めムードが蔓延する今の日本の閉塞感に対して、テレビを通して檄を飛ばすような発言に触れることは、なかなかないかと思います。
Vaundyさんは、今の若者の声や想いを代表して、伝えていたのではないでしょうか。
私は、彼の発言を聞き、もっと若い世代を信じ、彼らに権限委譲をする2023年にしようと心に誓いました。