Weekly Briefing(ランキング編)
Pick数1位は、JT、リクルートの経営企画論
2015/1/26
Weekly Briefingでは毎日、ビジネス・経済、メディア・コンテンツ、ワークスタイル、デザイン、スポーツ、中国・アジアなど分野別に、1週間の注目ニュースをピックアップ。月曜日は、NewsPicks内でpickされた記事やコンテンツのランキングを集計し発表。今回は1/18(日)〜1/24(土)までのPick数トップ20と、有料記事のPick数トップ10、それに付随したコメントを紹介する。※Pick数は1/25集計時の数値です。
Pick数ランキング(全体)
1位・610pick:JT、リクルートの若手エースが語る、経営企画部の意義
2位・559pick:「イスラーム国」による日本人人質殺害予告について:メディアの皆様へ – 中東・イスラーム学の風姿花伝
3位・533pick:今のアジア企業は、どれだけすごいのか?
4位・509pick:スティーブ・ジョブズが24年前に語った、最強のマーケティング術 「NeXT」はいかにして革新的成功を収めたか?
5位・487pick:僕はなぜ自分の1兆円企業を売って 孫正義の下で働くことにしたのか – 『週刊ダイヤモンド』特別レポート
6位・477pick:KDDIが「ガラホ」を正式に発表(石川温) – Yahoo!ニュース
7位・444pick:内定をくれた人事部長を電車で見つけた女子大生。電車内での人事部長の態度に、内定取消覚悟の行動をとった女子大生に心打たれる|cadot(カド)
7位・444pick:日本は「テロに屈しない」菅官房長官、イスラム国脅迫後会見
9位・439pick:努力だけしかできない人はチームに必要ない | サイボウズ式
10位・414pick:残業の7割は無駄という実態が明らかに!仕事の生産性を高める工夫とは
11位・412pick:Googleを創った最初の社員の21人は今どこで何をしているのか?
12位・403pick:1%の富裕層、世界の富の半分を保有へ
13位・390pick:グーグル、SpaceXへの出資で交渉中か
14位・385pick:歴史とコンテクストがわかる”解説”ニュースアプリ「Timeline」
15位・381pick:データとにらめっこするにはセンスがいる
16位・375pick:古舘伊知郎と堀江貴文氏が対談で反論に次ぐ反論 全く噛み合わず – ライブドアニュース
17位・372pick:WEBコンテンツには、論理ではなく感情で課金する
18位・365pick:月額5800円で借り放題–女性向けファッションレンタル「SUSTINA」3月開始へ
19位・363pick:ガー・レイノルズのスライドデザイン哲学「禅」
20位・362pick:50代会社員の「やらなくて後悔したこと TOP10」 | 日刊SPA!
Pick数ランキング(有料)
1位・132pick:Apple買収戦略 20の事実
2位・80pick:大企業同期一番出世男、「男の嫉妬」に困っています
3位・68pick:本業のGMSが大赤字。イオンが抱える「問題の本質」
4位・62pick:ゴーン社長の「国内生産回帰」宣言は現実的か
5位・60pick:みんなが輝いて働くために、おカネの心配は絶対にかけない
6位・54pick:「ネット漬け生活は体に悪い」は誤った思い込みだ
7位・44pick:サムスンのスマホが抱える本当の危機とは何か
8位・43pick:遅すぎた「一人っ子政策」規制緩和
9位・42pick:賭博業界に革命を起こしたライブベッティング
10位・31pick:理系の授業改革、ハードルは”頭の固い”教授たち
ランキングを受けて
今回は、ユーザベースが主催した「SPEEDA Global management seminar」のセミナーレポート第1回の記事「JT、リクルートの若手エースが語る、経営企画部の意義」がpick数1位となった。
◎JT、リクルートの若手エースが語る、経営企画部の意義
このセミナーは、日本たばこ産業執行役員企画副責任者の筒井岳彦氏、リクルートホールディングス経営企画室室長の林宏昌氏、国際化戦略論の専門家である立命館大学経営学部国際経営学科准教授の琴坂将広氏が、モデレーターのNewsPicks編集長佐々木紀彦と共に、日本企業のグローバル化への課題や、グローバル化の推進役である経営企画部門の在り方について激論を繰り広げたものだ。
そのため、企画系の部署に所属されていた方や、コンサルタントの方からのコメントが目立った。以下に一部を抜粋する。
私自身も大変多くを学ばせて頂いたNewsPicksのセミナーのレポートが記事に上がっています。リクルートの林さんとJTの筒井さんは、まさに国際経営の最先端で、学者の知らない世界を創り出している方々、4回の短い記事では収まりきらない知見を頂きましたが、そのエッセンスだけでもお伝えできれば嬉しいです。
初回の今回のポイントは、ホワイトスペースという言葉かと思います。数字を集めたり、資料を集めるという、極論を言えばシステム化出来る付加価値の低い作業を出来る限り省力化し、出来るだけ自分の時間を空けて、逆にその空いた時間で、組織に生じている空白をアクティブに埋めていくこと、それが重要なのではないでしょうか。【琴坂将広氏 立命館大学経営学部准教授(多国籍企業論)】
大企業とベンチャーっぽい中小企業の経営企画・経営管理を経験した立場からするとホワイト戦略っていうのは意外と腹に落ちる。ただ、企業の成長ステージよって求められる業務内容や質は大きく変わるのも確か。大企業だと経営企画を経ないで社長になる人もいるし、管理的なサポートとしての経営企画は必須な気がする。そうでないと、社長が判断できないこと(経験したことがないこと)が多過ぎるから。あと実行部隊自体の権限が強くなる傾向もあることから経営企画はサポートにならざるを得ない。
一方、ベンチャーだと始めは社長が経営企画も担うんだけど、ある程度成長すると経営戦略の企画と実行の役割を有している組織が必要になってくる。規模的に1人では回らなくなるから。ただ、大企業ほど組織体制が整っていないと、経営企画が強権を持つこともあると思う。引っ張っていく部門がないと現場が動けないコトもあるから。
でもベンチャーといえど現場のプライドがあるので、そういうのは意外と煙たがられるの。そうならないように経営者は組織体制をしっかりと考えてほしいと思う。【佐藤 文彦氏 株式会社ジェイアイエヌ経営企画室】
経営と書いてその場しのぎ、企画と書いて雑用係、そんな企業も多い中で、理念を具体化している日系企業は貴重では。経営ではなく技術部門だが、2回ほど企画に身を置いた実感から言うと、それでも雑用をこなすのは大事。雑用をこなす事を通じて、記事で言う所の、社内外をウロウロする事が出来、物事を俯瞰する情報と人間関係を気付く事が出来る。特に若手の内にそれを経験できて、社外の人間関係築けると、伸び代が大きい。
それを活かして提案するか、調整役に徹するかは、個人の意識と素質次第で、とても属人的。活かすと企画に留まらないし、伸びない人材は企画に居られない。それ故、提案側にしろ調整側にしろ、企画のプロが育つのは稀な事で、そこが大きな課題と認識している。【緋色 零氏 メーカー研究開発(材料開発担当)】
経営企画部については、感覚値的には数値やボトムアップの計画を取りまとめている「経営管理」的な部署が多い感じですね。そういう場合は中にいる人材もエースが集まっていないので、ちゃんと事業戦略を検討できる機能が必要な場合は、そういうミッションをもった部署を新設したほうが早い場合も多いです。【占部 伸一郎氏 コーポレイトディレクションパートナー】
※Weekly Briefing(ランキング編)は、毎週月曜日に掲載する予定です。