2023/1/7

【更新】ついに決着。アメリカ議会の「南北戦争以来」の混乱

NewsPicks 記者
アメリカの議会が、歴史に残る大混乱に陥った。
1月3日(現地時間)に始まった連邦下院で、取りまとめ役の下院議長の選出ができない状況が6日まで続いた。共和党の一部の議員が造反し、本命候補への投票を拒んだためだ。
結局、15回もの投票の末にアメリカの下院は新たな議長の選出に至った。
10回以上も投票が行われるのは南北戦争前夜で国が割れつつあった1859年以来、実に164年ぶりの異常事態だ。
5日に行われた投票では現役でないトランプ前大統領を下院議長に推す議員まで現れ、混迷の深刻さを印象づけた。
アメリカで今、いったい何が起きているのか。
日本から眺めていると分かりにくいアメリカ政治のカオスを、分かりやすくコンパクトに解説する。
*1月7日15:00(日本時間) 新議長の選出を受け、記事の情報を更新しました。
INDEX
  • これまでの経緯は?
  • なぜ、造反議員が現れた?
  • 最終的にどうなりそう?
  • 【更新】15回目の投票で、ついに決着

これまでの経緯は?