マツダの「ロータリーエンジン」11年ぶりに復活! 2023年3月までに新型車投入を社長明言! どんなモデルで登場?
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注目のコメント
マツダがロータリーエンジンをレンジエクステンダー(EVの航続距離を延ばすためのシステム)として活用するという話については、10年前からマツダ自身も何度かメディア向けに技術説明会をしてきていますし、MX30で市場に出てくるとのうわさはありましたが、ついに!ですね。
なぜ、あえてロータリーエンジンを?という点だが、
ロータリーエンジンには
・小型軽量
・バルブなどが不要なため構造がシンプル
・部品点数が少ない
といった構造面での特徴に加え
・ピストン運動ではなく回転運動のため、振動が少ない
・高回転域まですぐに到達
・窒素酸化物(NOx)が生成しにくい
・ガソリン以外のマルチフューエルへの対応力が高い
といったエンジン構造からくる特性があるが、
中でも、最後のマルチフューエル対応が、LPGやCNGだけでなく、バイオ燃料や水素への対応性が高く、そのサイズに比して、高出力を期待できる、という点が最も理由として大きいように思います。
技術的には、これまでの地道な研究開発の延長線上を見据えた非常に戦略的なものではありますが、欧米中がBEVへと雪崩を打って投資をする中で、製品としてもBEVに対して圧倒的な優位性を築くことができるか、またそれ以上に、ニッチではない一定の規模を持つ市場として、この市場を形成することが出来るか?などなど、多くの課題が待ち構えているように思います。以前にもコメントしましたが、
ロータリーエンジン復活と言っても、
ファンが望んだ姿では無いでしょうね
https://newspicks.com/news/5953861
特許申請もありますし、出てくるのでしょう
https://newspicks.com/news/7911299
とは言え、以前はBMW i3などでやりながら、その後やめちゃったBEV+レンジエクステンダーのカタチ(シリーズハイブリッドなPHEVとの棲み分けがアレですが)
個人的にはアリだと思ってますので、期待してます既定路線の話。ロータリーエンジンの活用法は日産のe Powerのようなもので、トヨタとの資本提携もこのロータリーEVがあればこそ。米国合弁はフォードと縁が切れたマツダがトヨタに現地生産を支援してもらうためで、トヨタ側の狙いはこのロータリーEVにあったと記憶している。
広島でのG7で、丸本社長と豊田章男社長によるこのロータリーEV共同プレゼンが現実味を帯びてきたよう。ルノー、吉利と知財でもめるほど日産の主力パワートレインとなったe Powerに対抗できるかという点でも注目ですね。