[4日 ロイター] - ロシア国防省は4日、ウクライナ軍による東部ドネツク州マケエフカへの先週末の攻撃でロシア兵89人が死亡したと発表した。攻撃を受けた主な理由は兵士による無許可の携帯電話使用だったとした。

当初は63人死亡と発表していた。同省によると、ロシア軍が仮宿舎にしていたマケエフカの職業訓練校にウクライナ軍のミサイル4発が着弾した。

攻撃については正式な調査が行われているものの、同省は多くの兵士が携帯電話を使用したことが原因なのは明らかだと指摘。「これによって敵は兵士の位置を特定できた」とした。

ウクライナのゼレンスキー大統領は3日のビデオ演説でこの攻撃には言及せず、ロシア軍が戦況好転を狙って大規模攻撃を仕掛けてくると予想。「このロシアのシナリオを阻止する必要がある。われわれはそのために準備している」と述べた。

米国務省報道官は、弾薬が保管されたウクライナ領内のロシア軍兵舎をウクライナ軍が攻撃し、ロシア側に多数の死者が出たという報道を見たとし、その多くが新兵だったという報道も目にしたと述べた。

こうした中、ロシア大統領府のペスコフ報道官はインタファクス通信に対し、プーチン大統領がトルコのエルドアン大統領と4日に電話協議する計画だと明らかにした。

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