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英誌が分析「なぜ日本で“風変わりなポピュリストたち”が躍進しているのか」

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    静岡県立大学国際関係学部 准教授

    「ポピュリスト」とは何か?
     もともとは、1890年代に、米国にポピュリスト・パーティーという政党があり、二大政党制に対抗する第3勢力として、下院にも20人くらいの議員を出していました。
     ポピュリスト党の主な主張は、
    ・労働者と農民のための政治
    ・反権威(既成の二大政党に反発)
    ・反巨大資本(彼らは、これを「ロスチャイルド家に率いられたユダヤ資本」と理解していました)
    ・非兌換紙幣の増発による景気上昇(金本位制からの脱却を唱えていた点で、時代にさきがけていた面もありました)
    などでした。

    現在、世界的に「ポピュリスト」という語がいろいろな政党に当てはめられています。
     1890年代の米国のポピュリスト党とは、違った意味で使われることも多いですが、多かれ少なかれ、ポピュリスト党と共通するところのある主張を持った政党に当てはめられる場合も多いです。
     「ポピュリスト」と呼ばれる政党にある程度共通しているのは、
    ・反権威・反既成政党(右翼でも左翼でもない)
    ・反エリート・労働者優先
    ・通貨供給の拡大による景気改善(現代風にいえばMMT)
    ・陰謀論(ニセ科学や反ユダヤ主義、反移民を含む)
    などです。
     「ポピュリスト」と呼ばれていてもこれらの特徴のどれの度合いが大きいかは、政党によります。
     典型的な「ポピュリスト」とされるイタリアの「5つ星運動」は、全ての特徴を満たしていますが、陰謀論の度合いが強いです。

    日本で、上記の「ポピュリスト」の特徴を満たしているのは、
    ・NHK党(ただし経済政策が不鮮明)
    ・参政党
    ・幸福実現党(ただし必ずしも反権威ではない)
    ・れいわ新選組
    でしょう。
     維新を「ポピュリスト」に含める場合もありますが、地方政党としての体質が強く、反エリートや陰謀論はそれほど鮮明ではありません。

    日本で、欧米的な「ポピュリスト」に最も近いのは、参政党とれいわ新選組でしょう。ほぼ全ての特徴を満たしています。
     「ポピュリスト」が泡沫から始まり、泡沫のまま終わることは多いですが、NHK党も参政党もれいわ新選組も、万単位の党員と国会の議席を有しているのですから、もう泡沫ではないでしょう。
     「ポピュリスト」は第2党、第3党くらいまで躍進することもありますが、主張の現実性に無理があり、有権者を説得できず、政権は取れない場合が多いです。


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    株式会社ビービット 代表取締役

    英誌の書いてあることはおっしゃる通りですが、分析するほどもないぐらい自明な問題かと思いました。それでも外から指摘されるとハッとしますね。

    ・主流派政治家たちは何十年間も変化していない
    ・日本の有権者は政治に深く失望している。若い世代はより深く失望している
    ・全国規模の選挙の投票率は約50%
    ・泡沫政党はSNSを上手く活用しており、NHK党はユーチューブで自民党の4倍の登録者を獲得している
    ・結果的に芯のないポピュリスト政治家が誕生している


  • 旧統一教会と自民党の癒着の問題は、あの時のNHK党の黒川さんの歌をきっかけに初めて知った人もいたのではないでしょうか。勇気を持ってバカで愚かなことをすることは、充分に価値があるもんだと思いますよ。この筆者にはわからないだろうけど。

    正しい情報、必要な情報が権力の統制によって隠され、メディアの関係者が忖度して政治や社会の表に出てこないから、風変わりな人たちがエキセントリックな形で次から次へと出てきて暴露系で人気を得ようとする動きが止まらないのよ。行き過ぎれば暴力に訴えて告発しようという人だって出てくる。
    要するに、民主主義がまともに機能していないということであり、安倍前首相へのいたましい狙撃事件もその延長線上にあるということを忘れるべきではないだろう。


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