マスク氏ら世界的富豪の資産急減、今年は500人で計1.4兆ドル吹き飛ぶ
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減少理由としては外部要因と内部要因に分かれます。外部要因は多くの資産家の資産減少に影響しました。今回の主な外部要因は3つで、当局の(1)金融引き締めと(2)ロシアのウクライナ侵攻懸念、(3)為替相場の変動だと思います。
(1) 金融の引き締めにより、企業の資金調達コストが上がることから、内部留保が少ない企業、言い換えれば資金余力以上のアクティブな経営を行う企業が困難を経験しているはずです。
(2) ロシアのウクライナ侵攻は、平時を活動ベースにする多くの企業の売り上げを減少させ資源調達コストを上昇させる一方、資源・エネルギー(元売り)や軍需産業には追い風になっている点も否定できないでしょう。
(3) 為替相場は、(1)と密接に関連し各国の金融政策により、金利が相対的に高い国の基軸通貨が値上がりするというセオリー通りの動きがみられています。これによる業績への影響は大きいことは事実としてありますが、少し長期的な視点での企業経営が必要だと思います。
企業の内部要因は様々です。マスク氏が最近行った経営は、「企業価値の低い企業に付加価値(プレミアム)を乗せた金額で買収し、買収後の経営が筋書通りに動いていない」というケースです。これに個人資産を投じたことから資産急減が起こりました。「世界の富豪500人の資産は計1兆4000億ドル(約186兆円)近く減少した」
大盤振る舞いとされる我が国の今年度の一般会計予算の歳出額は補正予算成立後で139兆円ですから、富豪500人の資産の減少額だけでGDP世界第3位の我が国の国家予算を優に上回るわけですね。世界の金持ちが如何に桁外れかを改めて感じます。 (@@。