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日本人は戦争を70年以上やっていないので、戦争も交渉もどうやるのかあまり親しみが無いでしょうが、日中戦争の間も、1937から1945年まで、繰り返し様々なルートで(明らかになっているだけで10以上。トラウトマン工作とか宇垣工作とか)和平交渉は続けていました。
 多くの戦争で、開戦間もない時から、いくつもの交渉が同時並行で進むものです。
 ロシアとウクライナの間にも交渉はずっとありましたが、それで停戦になるわけでも平和条約が結ばれるわけでもありません。
 日中戦争の8年間と同じことです。日本の首相は、中国と交渉するとかわるがわる言い続けていましたが、陸軍が反対したり、海軍が反対したり、和平案をまとめられるような日本の首相はいませんでした。
 日本は一度中国から全面撤退する、と言うだけでも蒋介石との和平交渉もできたでしょうが、言うだけでも言えるような首相は1人もいませんでした。
 プーチン大統領が、「ロシア軍は全面的にウクライナ領から撤退する」と言うだけでも言えば、交渉もできるでしょうが、まず言わないし、言えないでしょう。
 戦争が進行中の時に、国内の反対を押し切って和平交渉を進める、というのは、こんな口先だけでできることではありません。
 プーチン大統領も、ポーズだけのことで、本気ではないでしょうし、本気ならロシア軍を撤退させるくらいのことは言うだけでも言わないと誰も信用しないでしょう。その場合、プーチン大統領は、事前に身内の連邦保安庁とかワグネル社オーナーとかを多数粛清せねばならないでしょうが、やらないでしょう。
プーチンは東部、南部の4州を手放す気はないのですから、交渉の用意があるなどというのは明らかにウソですね。クリスマスや年末年始に向けて、少しは優しいところを見せた方がいいというだけのポーズでしょう。
プーチン大統領は、25日に放映されたインタビューで、ロシアはウクライナ戦争に関わる全ての当事者と交渉する用意があるが、ウクライナとその西側の支援者が交渉に関与することを拒否していると主張したとのこと。

今後のウクライナ情勢についてもより注目です。
一刻も早く平和になって欲しいですね。