2022/12/23

【年末特集】ニュースで振り返る、女性たちの2022年

NewsPicks Marketing & for WE & for Students
2022年も残すところ、あと1週間。

女性のキャリア形成に寄り添い、エンパワーするコミュニティ「NewsPicks for WE(Women's Empowerment)」では、働く女性たちに関するニュースの中から、NewsPicksの女性ユーザーに読まれた記事を総ざらい。

2022年を象徴する9つのコンテンツを厳選した。

記事の内容はもちろん、NewsPicks上のさまざまなコメントもチェックしながら、日本における女性活躍の現在地を振り返り、ぜひ2023年へとつながる気づきやヒントを見つけてもらいたい。
 日本の女性活躍が今、どのような状況にあるのか。3つのニュースから見ていこう。
 各メディアでも大きく取り上げられて話題となったのが、世界経済フォーラム(WEF)が発表する「ジェンダーギャップ指数」。
 日本は146カ国のうち116位となり、主要7カ国(G7)の中でも引き続き最下位となった。
 日本国内にいる実感としては、ジェンダー格差は一歩ずつでも解消へと向かっているように思うかもしれない。
 しかしジェンダーギャップ指数の順位でいえば、日本は2006年の80位から、2022年の116位へと大幅に順位が後退。
 世界がジェンダーギャップ解消へと向かうスピードからは、大きく取り残されていることがわかるだろう。
 このほかにも、イギリスの政治経済誌『エコノミスト』が発表した「女性の働きやすさランキング」では、先進国を中心とした29カ国中28位という結果に。
 しかも、2016年から6年連続で下から2番目という厳しい評価を受けている。
 では、世界との比較ではなく、日本単体で見た場合に、本当に女性活躍推進が順調に進んでいると言えるのだろうか?
 2021年10月に行われた厚生労働省の調査によれば、課長級以上の管理職に占める女性割合が4年ぶりに減少したとのこと。
 経団連は「2030年までに、女性役員比率を30%以上にすることを目指す」としている。
 前年比での0.1ポイントとはいえ、残念ながらジェンダー格差の解消の目標に対して後退している現状が明らかになった。
 今年3月にNewsPicks for WEがまとめた上記の記事では、さまざまなデータをもとに、その数字から見えてくる“働く女性のリアル”を徹底分析。
 日経BPクロスウーマン編集委員の羽生祥子氏とジャーナリストの浜田敬子氏による解説で、「ジェンダー平等の経済的インパクト」や「女性活躍の成功企業は何が違うのか」など、4つの視点から掘り下げた。
 日本の女性活躍社会に向けた道のりは険しいと言わざるを得ない。しかし厳しい実情の中でも、いくつかの希望の芽は見えている。
 金融庁は上場企業に対し、男女の賃金格差、女性管理職比率などの公表を義務付けることを発表。
 2023年3月期決算以降に発行される有価証券報告書について記載を求めるとし、大手企業4000社が対象となる。
 投資家が企業価値を見極める要素として役立ててもらう狙いだが、求職者の企業選択でも検討要素として活用可能だろう。
 企業が女性活躍に注力するモチベーションとなることに、期待が寄せられている。
 政府は、育休明けの就労継続を後押しする方策として、時短勤務で働く人への現金給付の検討を開始している。
 フルタイムでの復職では子育てとの両立が難しい一方で、時短勤務での復職では賃金が減って意欲が低下する。
 こうした現状に対し、女性が働き続ける選択をしやすいよう支援する目的だ。
 課長以上の管理職比率を高める上でも、働き続けてもらえる体制は不可欠。女性のキャリアを後押しするカギとなるかもしれない。
 また140年の歴史を持つ日本銀行では、初の女性副総裁の誕生への期待も高まっている。
 日銀のような国の中枢組織においても、女性がリーダーを担っていく動きは、日本社会全体に漂う“女性活躍の閉塞感”を打破する一歩として、大きな希望を感じさせる出来事になるだろう。
 最後は、女性がキャリアを拓くモチベーションやヒントになればという思いを込めて、3本のNewsPicksオリジナルコンテンツをご紹介しよう。
 前述のジェンダーギャップ指数ランキングでも、日本が世界と比べて特に後れを取っているとされたのが「政治」。
 その政治分野において、日本に女性政治家を増やすための活動に注力する村上財団の代表理事・村上玲氏のインタビューだ。
 固定観念の強い政界に物怖じすることなく立ち向かうスタンスと視座の高さは、学びとともに勇気をもらえる。
 仕事やお金、そして10年後の変化など、5つの共通質問から、ニューリーダーの描く未来を浮き彫りにする「未来が見える究極の5問」シリーズ。
 同シリーズに登場いただいたのは、新卒で“スナックのママ”になり、「スナックバー」の概念を再構築している坂根千里さんだ。
 学生時代からの“好き”の道を突き進み、「女性が安心して遊びに行けるナイトライフコンテンツをつくる」という夢に向かう坂根さんのストーリーからは、新しい時代のビジネスリーダー像が見えてくるはずだ。
 最後にご紹介するのは、NewsPicks Student Pickerの大学生が、ポーラの代表取締役社長 及川美紀さんを直撃した異色のインタビュー記事だ。
 ジェンダー格差の大きい日本において、どのような考え方でリーダーへの道を歩んできたのか? これからの時代のリーダー像とは?
 来年からの仕事に対する姿勢にも影響をもたらしてくれそうな金言が詰まっている。
 「働く女性」という視点から改めて1年間を振り返ってみて、あなたにとっての2022年はどんな1年だったろうか?
 NewsPicks for WEは発足3年目となる2023年も、次世代の女性リーダー創出を後押しし、キャリアに寄り添いながらエンパワーし続けていく。
 来年は、女性たちにとって希望あるニュースにあふれた年にしていこう。
働く女性たちに関するニュースを、もっとチェックしたいなら…

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