“発想の種”は身近にある。65億個のプラを不要にする技術とは
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化学の力で、サステナブルな社会にどう貢献できるのか?化学専門商社の長瀬産業の事例をもとに、読み解いていく2本連載です!
化学分野と聞くだけで、難しそう...と敬遠してしまう人も多いかもしれませんが(私もその一人でした)、お話を聞くと化学にできることの幅広さに圧倒されました。全ての素材は元を辿れば、化学の力で生まれている。そう考えれば、脱炭素やサステナビリティを語る上で、化学領域は本当に欠かせない分野ですよね。
今回取り上げた2つの事例も、両方ともお話を伺っていて、ニッチに見える技術がサステナビリティを実現する種になっているということに、本当にワクワクしました。技術をビジネスに育てるという側面や、多くのプレイヤーを巻き込んで素材を循環させる枠組みを作る側面など、長瀬産業の商社ならではの関わり方も本当に面白い。ぜひ読んでいただけると嬉しいです!紙とプラスチックって両方資源ゴミなんだけど、これらがくっついているパッケージを分別するときに感じるもやもや(紙なの?プラなの?とか、ハサミでジャギジャギ切ったプラについた紙部分が気になるとか)を65億回分減らしてくれるというのは人類の幸福度を上げるイノベーションだ!と思いました。地味なんですけど、いつも気になっていたので。
化学や材料技術、用途まで、いろいろな企業が知見を持ち合ってひとつのソリューションを世に出すっていいですね。プラスチックの原料のほとんどは、原油の一成分であるナフサに行き着く。脱石油燃料の文脈で脱プラスチックが語られることがあるが、プラスチックが果たしている役割を考えると脱石油よりも困難。
このコラムのように「機能・価値を下げずに使用量を削減する」がプラスチックの進む道です。