セラノス創業者のエリザベス・ホームズに、禁固11年超の有罪判決
コメント
注目のコメント
エリザベスホームズ氏が現パートナとの子供を7月に出産したばかりで、その事実が評決に影響したのか、など米国メディアでは物議を醸していました。
検察側は$800M(1,100億円以上)の返済も要求していましたが、やはり正確なデューデリジェンスを行わずに支援した投資家にも責任はあると思います。
スタートアップ業界の今後のデューデリジェンスのあり方や、法務体制の更なる改善を期待しています。医学という側面で切り取ると、科学に対しては、常に批判的に吟味する視点を持つことが大切なのだと学ばせられる事件です。
「批判的」というと、イノベーションを止めてしまうような視点にも見えますが、批判的に吟味した先にこそ、真実を見ることができ、実はそれが本当のイノベーションの1番の近道なのだと思います。直近のFTXとも重なる。
ホームズ氏が、いつのタイミングで、どれだけ気づいていたかは分からないが、カリスマ的な創業者が信じ込んでいる、そしてその創業者のカリスマ性を信じている組織での、ガバナンス・コンプラがぶっ飛んだ詐欺的な事案と、それに投資家が気づけなかったり、内部告発者が封殺されたりというもの。
興味がある方は、下記のセラノスのこの一連の流れを創業時から含めて追っている本も是非あわせて。
BAD BLOOD シリコンバレー最大の捏造スキャンダル 全真相
https://amzn.to/3TPkCtM