2022/11/25

【実録】ヒンズー教の国「インド」で、ウイスキーを売る男

NewsPicks 編集長
世界のウイスキーマーケットを眺めた時、絶対に無視できない国がある。
14億人の人口を抱え、来年には中国を抜いて世界一になる予定のインド。世界最大のウイスキー消費国であり、その規模は2位のアメリカの3倍にものぼる市場だ。
ウイスキーなどのスピリッツ領域でグローバル化を推進するサントリーにとって、何がなんでも攻略したい国としてベンチマークしてきた。
しかし、これまでは巨大マーケットを攻めきれず、知名度はほとんどない。苦手意識の強い鬼門でもある。
2017年、そのインドの地に一人のサントリー社員が降り立った。経営陣からインドの開拓を任せられた男は、それから5年で攻略の足掛かりをつかもうとしている。
サントリーのインド戦略を、英語ができなかった社員の奮闘記とともにお届けする。
INDEX
  • 最大市場を任された男
  • 営業からインドの現場へ
  • ビーム買収で再チャンス到来
  • インドで作ると安くなる
  • 「大きな夢を描きなさい」
  • アンダーテーブルは「絶対しない」

最大市場を任された男