2022/11/16

サイバーエージェントが進める「AI × 経済学」超活用法

NewsPicks 副編集長
サイバーエージェントが経済学を積極的に活用している──ことは、あまり広くは知られていないだろう。
しかも、同社が社内の研究組織に「経済学チーム」を作ったのは2016年にさかのぼる。
GAFAなどのアメリカのビッグテック(巨大IT企業)が積極的に経済学者を雇っていた頃と同じ時代だ。
本特集3話目の今回の記事では、すでに6年以上も経済学を活用してきたサイバーエージェントの事例を徹底的に掘り下げていく。
企業内のインハウス(社内)人材で経済学を活用する先行事例として、多くの日本企業にとっても学びが多いのではないだろうか。
INDEX
  • 研究組織に20人の「横串」チーム
  • 東大や成田悠輔氏とも取り組み
  • 「経営のトップ層」も積極的
  • 保育所選考はどんどん変われる
  • 広告で「アップリフトモデリング」
  • インハウス経済学チームの強み
  • 「ビジネス向けの新しい経済学」

研究組織に20人の「横串」チーム

まず、経済学チームがサイバーエージェント内でどう位置付けられているか、組織面から見ていこう。