マスク氏の「Twitter大量解雇」が暴挙でもない訳
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イーロン・マスクしか許されないような過激なやり口だったり、国連人権委員会のコミッショナーが彼宛に書簡を送ったり、ちょっと騒がしいですよね。
私も「ちょっとどうよ?」と思わないわけではありませんが、ずるずると飼い殺しにされるよりさっさと見切りをつけてもらって次のキャリアへ再出発する方がよほど良いのではないかと思います。
1990年代にバブルの後始末で苦しむ日本企業で個人的に今でも忘れられない光景があります。今を凌げば必ず2-3年たてばまた状況が良くなるから頑張ろう!といった精神論・根性論が多くの日本の大企業でまかり通っていました。
その後、どうなったかは周知のとおりですが、実際には2ー3年後にはさらに状況が悪くなるどころか、社員を支えきれなくなり結局はリストラせざるを得なくなったわけです。
それが力が有り余っている20代の若い世代だったらともかく、50代ともなると疲弊していて、力尽きてから外に放っぽり出されても次のキャリアで頑張る気力もないし、そもそも次が見つからなかったりしたものです。
一見すると社員を大切にする日本企業ということなのかもしれませんが、当時大学を出たばかりの私の目には非常に残酷に映りました。会社や事業にとって、ここが潮時と思ったら、その瞬間に解雇して、バイタリティが残っているうちに次のキャリアへ導いていった方が絶対に良いとその時に確信。
今日が人生でいちばん若い日。再出発は1日でも早い方がいいです。
私もツイッターでの大量解雇が暴挙とは一概には言えないと思います。約3700人の解雇となると人件費で年間370億円(仮に給与を1000万円とした場合)、連結最終損益が332億円なので、単純計算で、これで黒字化になってしまう。早期退職などを何度か繰り返し刻むターンアラウンドやコスト改善を散見しますが、これはある種ターンアラウンドのお手本のような第一手とも捉えられる。
レイオフされた方々にはとても同情いたしますが、このように人件費が膨らみすぎた経営モデルに銅鑼を鳴らして浄化していくようにも感じる。
GAFAをはじめ、他テックカンパニーにも影響が出てくるかと。先日からTwitterで大幅なレイオフが行われ、かなり混乱している様ですが、イーロン・マスクがスピード感のあるTwitterの改革を行えるのであれば、GAFAMを凌駕するチャンスは十分あるのではないでしょうか?
ハードウェアベースのプラットフォーム(テスラ)とコミュニティのプラットフォームを融合させれば十分にGAFAMを逆転できる可能性はあると考えています。
TwitterJapanのレイオフは仮に違法で、そのまま残れたとしても、実質クビを宣告された身で、はたして何が残るのか。むしろここはさっさと転職した方が、はるかに心象良い気がします。