今後は上場スタートアップの買収が増加する?M&A巧者アクセンチュアによるALBERTのTOB実施の意図を読み解く
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今は未上場のスタートアップより上場スタートアップのほうがバリュエーションが低く、しかも体制や開示なども充実していることからリスクも低いという状況です。そのため、現在は上場スタートアップに対する投資妙味が存在するのは事実でしょう。
ただ、ALBERTのケースでは、ALBERTとアクセンチュアは古くから付き合いがあり、相互理解も深かった点は見逃せません。ちゃんとコラボレーションを行ってきた実績の上での買収であり、突然パクっといったということではないのです。
ちゃんと仕事を一緒にやってみる、やりきってみるというのが大切だと思います。その結果、スタートアップ側もTOBに対してのアレルギーは薄れるものと思います。ゼロベースで人材を採用し、コンサルティングの部門を立ち上げるのは時間がかかるため、アクハイヤー(人材獲得のためのM&A)を実施する戦略は、時間を買うM&Aという観点で理解出来ます。
人が辞めたら価値が無くなる云々というリスクは有りますが、人材流動化が進む中で、そうも言ってられないでしょう。面取り勝負が必要なフィールドでの動きは活性化しそうです。アクセンチュアのALBERT買収の面白いところは、ALBERTがアクセンチュア出身者が創業した会社ってところ。
アクセンチュアから出た人がやり始めた、コンサルとは関係薄い事業領域まで、アクセンチュアが拡張してることが脅威。