マスク氏がツイッターCEO就任 全取締役を解任、経営改革加速も
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時価総額6兆円規模の会社が買収されるか否かが個人の胸先三寸。買収後は、この価値を築き上げてきた従業員の4分の1を解雇するかどうかも、1人取締役のほぼ独断… 会社とは誰のものか、ということを改めて考えさせられる事案です。
上場を廃止しプライベート企業になったゆえに、1人取締役も可能となったのでしょう。完全独裁体制で、これまでできなかった改革をグイグイと進めていくとみられます。
小鳥のさえずりはこれまで以上にかまびすしくなることでしょう。Twitterを買収し、非上場化したのは、この会社を改革することなのだから、全ての取締役を解任することは当然の選択。全体制の取締役を残しておいては、やるべき改革の前に、社内政治に無駄なエネルギーを費やさざるを得ない。それが無駄だと彼が判断したのでしょう。その分、これからのこの会社の良いことも悪いことも、資金調達も規制対応も、責任は取締役会ではなく彼個人が全て一人で背負うことになるわけで、イーロン・マスク氏の覚悟が伝わります。サラリーマン社長ではできないこの判断について、外野が今口を挟むべきではない、と私は思います。