この連載について
本を読むことは、心を豊かにしてくれる。慌ただしい毎日のリフレッシュにもなるだろう。ただ、ビジネスパーソンには時間がない。そんな悩みを抱えるあなたにNewsPicks編集部が、本の要約サイト「フライヤー」とコラボし、話題の書籍の要約をお届けする。
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例えば、プレゼンが苦手な人は、得意な人のことを「人前で話せる能力があるから」と片付けがちですが、意外と人一倍の事前練習をしっかりしています。どれだけの量の事前練習をしているかに気づくと、ハッとさせられるもの。
20代でアメリカ留学時、夜中まで大学の図書館で多くの学生が勉強している姿をみて、「母国語のアメリカ人ですらこれだけ勉強しているなら、自分は倍しないと!」と、ハッとさせられ猛反省したものです。
コツコツ努力をしている人は、努力の量を自己開示しないケースが多いので、そのことにいち早くどう気づくかが大切ですね。自分の努力次第で、道が開けることほど素晴らしいことはありません。可能性の扉の鍵は、自分が持っていますね。
https://newspicks.com/news/7694798/body/?ref=user_4982505
私は若い方に向けて講演するチャンスが有るときには「人脈と体力」とずっと言い続けています。(もうすこし多く言っていますが)
AIの時代になろうと、一緒に仕事をする相手は人間です。全てがネットで完結しバーチャルなつながりだけでも生きていけるように見える時代の中で、自分自身は人脈はとても大事だと思います。私自身、人のつながりによって様々なチャンスを貰ったり助けられたりしてきました。自分が助けてあげられたこともあります。
そして、体力は言わずもがな。世界で活躍している人は皆さんビックリするくらいタフです。これは生存者バイアスがかかっており、才能があってもタフでない人が振り落とされた結果なのではないかと思っています。なので、学生に対しては「いま部活やサークルで運動をしている人は是非ずっと続けて。そうでない人も心配しないで。いまから始めればいいから。」と言い続けています。そんな偉そうに言う自分は大道芸サークルとアマチュア無線部だったので、運動しない典型でしたが。いまはカレンダーに運動のための時間を先に確保するようにしています。
いいですよね。才能がないからできないと思ってあきらめたら可能性が萎んじゃいますから。できると信じることは極めて大事。
”Think different.“ のCMを思い出しますね。
「自分が世界を変えられると本気で信じる人たちこそが本当に世界を変えているのだから… 」
『しかしそれは本当に皆平等に与えられたものでしょうか?』
僕はこの質問に対してNOと答えます。
「目的性訓練」は深い集中力の中での練習で培われる経験のこと。ではそのような環境下で練習できる人はどれほどいるでしょうか?
裕福な家庭で生まれた子と貧困な家庭で生まれた子の中でどちらの方がこのような環境で練習できるのでしょうか?答えは明白です。
「成長できるマインドセット」に関しては能力主義において最も残酷なものだと思います。何かを信じて行動すれば成長することができるのは賛成します。しかしここでも裕福な家庭で生まれた子と貧困な家庭で生まれた子の例を使った場合、どちらの方が正しいマインドセットを持てるでしょうか?無論裕福な家庭の子でしょう。なぜなら環境が他の家庭と比べて豊かだからです。
「成長できるマインドセット」が能力主義で最も残酷なのは裕福な人々が「努力すれば達成できる」という考えを正当化できてしまうからです。そうなると貧富の差が広がる一方です。
決して皆が皆「目的性訓練」と「成長できるマインドセット」を持ち合わせることができるわけではないと思います。
坪田信貴著『才能の正体』を思い出します。
子どもと暮らしながら日々痛感するのは、環境、周囲にいる大人が与える影響の大きさ。
才能とかの先天的なものにとらわれず、いかに自分を高められるかが大切だと改めて気付かされました。
また、努力にも質が求められ、能力の限界値での練習を集中して行うことが必要とのことです。
コンフォートゾーンを抜けて努力し続けることが大切だと改めて思いました。