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安全保障理事会では可決できなかったので、国連総会で非難決議を審議することになりました。

賛成は143ヵ国で、3分の2を何とか超えたくらいです。
 反対票を投じたのはロシア自身と、北朝鮮、シリア、ベラルーシ、ニカラグアで、これらの4か国がロシアの最も親密な友好国といえます。
 棄権は35ヵ国、欠席が10か国あります。
 中国や旧ソ連諸国の多くは棄権し、インドやイランは欠席しています。

外交工作というのは、こういう場で対ロシア非難に賛成する国を増やしていくということになりますが、ロシアは他の国にどういわれようと、あまり気にしない国ではあります。
 3分の2は非難決議に賛成しているとはいえ、ロシアも全く孤立しているというほどでもありません。

非難決議以上のこと、経済制裁や多国籍軍を、国連で一致してやろうとすれば、安全保障理事会で可決しなければなりませんが、そちらはロシアか中国が拒否権を使うので、無理です。
総会にかけて反対が5カ国しかいない決議が審議できない安全保障理事会のあり方に、いまの国連の異常さが象徴されています。国連改革はあきらめて、新しく国連2.0を作り直し、5カ国を除く残りの加盟国でごっそり新居に引っ越したらどうか。
国連ははっきり言って機能不全の組織です。

解体すると、失業者がたくさん出るから困るという程度だという話を聞いたことがあります。
国の数は143かもしれませんが、地球人口80億のうち、中国、インド、ロシア、パキスタン、バングラディッシュといった世界10位以内の人口大国は賛成していませんから、日本の国会と同じで、人口による民意は反映していないということになります
国連総会は12日、ロシアによるウクライナ東・南部4州の「違法に併合しようとする試み」を非難する決議案を賛成多数で採択したとのこと。

今後、今回の「併合」に対する国際社会の変動がどうなるか気になります。