ロシア核使用「予断許さず」 首相、全土攻撃強く非難
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日本にしか発することのできない言葉、広島出身の首相しか言えない言葉で発信すべきです。ロシア国民の胸に届く、歴史を刻む言葉を期待します。パフォーマンス下手の首相ですが、ここでは素のままでいいのです。首相のスピーチライターも腕の見せ所です。「新たな被爆地にしてはならない」をもっと強調し、繰り返し語るべきです。下世話な話ですが、低下が止まらない支持率にいい影響を与えるはずです。
実際にロシアが核を使用した場合、①日本は「非難」以外の何をする準備があり、何をするか、②米国の世論がどう変わり、ホワイトハウスはこれまでより踏み込んだアクションをとるか、③前線に位置する欧州がどう動くか、④中国がそれでもロシアを擁護するか、⑤北朝鮮はミサイルをどこに向かって打ち込むか、⑥国連はどこまで無力であることを世界に向かって晒すか、それが国連の破壊的改革のエネルギーになるか、⑦金融市場において金利と株はどう動くか、⑧回復しつつある世界の航空産業はどの程度ダメージを被るか、⑨ロシアの国民は狂喜するかプーチン政権を倒しにかかるか、⑩他にわれわれが想定していない何が連鎖的に起こるか、に関心があります。
ロシアの想定している「戦術核」について、NYTポッドキャストで先週ききました。戦術核は広島などに比べてはるかに規模は小さいですが、上空でなく地上で爆発させるので、放射性物質の影響は広島よりもはるかに激しく長期にわたって続くそうです。ウクライナで戦術核が使われたら、ロシアの占領地は何十年にもわたって人が入れない不毛の地になるとのことでした。
せっかく占領した土地を不毛にするような選択を、プーチンがしないことを祈ります。