空飛ぶタクシー、運賃は「1キロ270円」！？米企業が目標値発表
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実現性は一旦さておき、観測気球も含めて、このような革新的サービスの価格感を早めに提示することは重要。
それにより、顧客の受容性や自社の必要な取り組みが見えてくる。
こと、コストアップのプライシングだと、サービスの事業設計がある程度組みあがってから価格を決めていく／提示していくことが多い。
むしろ価格設定においてもアジャイルに、生活者の空気を早い段階から読んでいくことも有効。
但し、あくまで目安感でありコミットしたものではないことを生活者に周知することや、生活者もこうした新たなサービスの価格は状況に応じて変化しうることを認識する／受け入れることも大切。
双方の目線合わせができないと、結局サービス提供側も確証が持てるまで価格感を提示することができず、サービス需要側も「開けてびっくりの高価格」が提示されることにもなりかねない。
生活者も、コストベースではなく、価値ベースでの価格に対する感度を高める必要があるだろう日本の「空飛ぶ車」開発と比べれば、やはり米国はかなり先を行っている。この「空飛ぶタクシー」はゼロエミッションでNo Pilot。まさに理想的空飛ぶ車。
世界の車社会の最大の問題、人が運転することによる交通事故という「解決を諦められてきた問題」さえも解決する。私のイノベーション道場に、スカイドライブCEOの福澤氏も受講頂いているが、開発費を増やすためにも日本ならではの「空飛ぶ車」の問題解決こそが鍵だと考える。日本の鉄道誕生から150年。今やコロナ禍によりリモートワークが当たり前になった新しい現実を見れば、日本の鉄道会社の地方の赤字路線を減りゆく都市部の収益で支える構図はサスティナブルではなくなった。人口が減少する地方の公共交通手段にこそ、この「空飛ぶ車」「空飛ぶタクシー」への転換が最適。鉄道だくでなくバス会社も赤字。高齢化で免許返上となれば、全くモビリティも失われる。赤字の鉄道、バス路線を廃止し、その赤字額の半分を、鉄道・バス会社がスカイドライブに投資していくような、大きな公共交通機関のイノベーションによる変革の青写真が急務だ。ちなみにJobyも、3ドル/マイル・人、つまり1.9ドル/キロ・人で260円と本件と同等（下記のスライド12）。
https://bit.ly/3EuGIh6
