「かっぱ寿司」社長が辞任 営業秘密不正取得疑いで逮捕
日本経済新聞
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本件では機密情報をとられた側の「はま寿司」ゼンショー・ホールディングス社の社内調査で確認された証拠が提出されており、機密情報を入手した「かっぱ寿司」カッパ・クリエイト社社長もその事実を認めていることから、事実関係での争いはほとんどないと思います。容疑の内容・状況からみて、このタイミングでの社長辞任は当然と思えます。
近年カッパ・クリエイト社の社長が短期間に何度も交代していますが、それにはカッパ社の親会社であるコロワイド社の意向が強く働いていたと報道されています。「同業他社からトップを迎え入れる意思決定の経緯」については、多くの方が関心を寄せており、この点についてカッパ・クリエイト社の親会社のコロワイド社が説明をしない限りは、世間からの風当たりはなかなか収まらないと思います。コーポレート・ガバナンスおよび危機管理のために、次に行うアクションはこれでしょう。1. 回転すし業界は、コロナ禍と原料高で苦しむなか、おとり広告や不正競争など問題噴出。カッパ・クリエイトは相対的に見て苦戦しており、業界再編のきっかけになるかもしれませんね。注目。
2. かっぱ寿司の他の経営陣、従業員、金融機関、株主なども迷惑を受けたはずで、彼らが本件にどう対応するのでしょう。この不正取得に誰が関与していたかが今後の焦点ですね。
あと、どうでも良い話をすると、
取締役を解任できるのは株主総会だけで、解任しようと思うと
わざわざ臨時株主総会を開く必要があります。
時間とコストをかけて「解任」セレモニーをするぐらいならば、
自ら辞任した方が株主に迷惑かけなくてすみますし、
即時に取締役じゃなくなるので、
常識的に考えたら、こういう対応になります。