外国人向けホテル 開業や計画相次ぐ 水際対策緩和で需要見込む
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コロナ禍を考慮すればインバウンドが増えるのは当然ですが、どこまで新しいものを作るかは議論する必要がありそうですね。
確かに本当のラグジュアリーホテルは日本には少ないのでそこは確実に確保する必要はありますが、中途半端な施設を量産しても将来的に日本以外の資金力のある人が買っているケースも多くなる不安もあります…
しかし、Suicaルームキーとして使えるのは客側としてもスタッフ側としても便利ですね。
こういう誰もが持ってる既存のものも上手く活用できたらいいなと感じます。
注目のコメント
円安で貧しくなった日本の庶民が泊まれぬほど高価、ということはないのでしょうね・・・ その昔、新興国を旅した折などに、我々はこうしたホテルに泊まるけど現地の人には無理なんだろうな、といった話をしばしたしたものでした。円安で外国からのお客様がたくさん来て下さるのは日本経済にとって大変有難いことですが、かつて”現地の人”が味わっただろう思いを日本人が抱くことが無ければ良いけれど、ちょっぴり心配なこの頃です (^^;
コロナ前に政府が掲げていた観光立国戦略の目標は2030年に訪日客6000万人、訪日消費額15兆円でした。
おそらく6000万人の方はその気になれば達成可能だと思いますが(もっとも、オーバーツーリズムの問題もクローズアップされて数を追う戦略は見直されるかもしれませんが)、明らかにハードルが高いのは15兆円の方でしょう。
6000万人で15兆円の消費ということは訪日旅行客1人当たり25万円です。コロナ前の2019年で平均すると15万円です。気前よく買い物してくれていた中国人でも20万円を超える程度。いちばん使うオーストラリア人でさえ24万円。
なので、1人当たり25万円を達成するには、わざわざお金も時間もかけて遠い欧米からやってくる訪日客の滞在日数を伸ばしてもらうことと1日あたりの消費額をドンと増やす高級ホテルを増やす必要があります。
訪日客の7割を占めていた中国、韓国、台湾、香港にとって日本への旅行は気軽に行ける国内旅行のような感覚なので、滞在日数が短いですし消費額も中国を除いて少ないです(韓国にいたっては7万円)。
なので、政府目標を実現するためには日本の観光戦略をコロナ前からかなりアップデートする必要があります。「新たなホテルの開業や計画が相次いでいる」というのは、やや浅い見方です。多くの計画は、コロナ禍の前から進んでいて、急に始まったものではありません。むしろ、途中でギブアップせずに(一部は、体力不足で倒れた経営主体から新しい主体に乗り換えて)、開業に至ったというのが起きている現象の正しい記述だと思います。運営に星野が入った福岡のグランドハイアットや、PAGの傘下に入ったハウステンボスも同じ流れをなすものです。
これからを考えると、むしろ気になるのは、民泊かどうなるかで、鳴り物入りでスタートし、法改正までして環境を整えた直後に、感染症の拡大でフリーズしてしまい、いったいどこまで再開出来るかがわかりません。
メディアには、そういうところを取材してもらいたい。