NATO加盟正式申請へ ウクライナ大統領表明
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ロシアが開催した4州併合式典にぶつけてきたかたちです。
ただ、NATOのストルテンベルク事務局長は、全く肯定的なコメントはしておらず、ウクライナ政府は根回しをして加盟申請をしたわけではないでしょう。
カナダ、リトアニア、ラトビア、エストニアのように、ウクライナのNATO加盟を支持してくれている国もあります。
しかし、米国とドイツは明確に否定的です。NATOの第五条には、欧州又は北米における一又は二以上の締約国に対する武力攻撃を全締約国に対する攻撃とみなす、と書いてあるため、ウクライナがNATOに加盟した瞬間に全ての加盟国がロシアと直接的に軍事衝突することを意味します。
なので、加盟国がそんなことに賛成投票をすることはないと思いますが、加盟申請はロシアに全世界で対抗するべきだというメッセージにもとれます。「ロシアと交渉の用意はあるが、別の大統領とだ」
これは、ウクライナにとどまらず、日米を含む西側諸国の総意をシンプルに言い表したひとこと。NATO加盟云々を議論するより、その空気を感じることが大事。注意深く見ると習近平も距離をとり始めています。インドもしかり。もはやプーチンに居場所はないと、私は受け止めました。