「空飛ぶクルマ」スズキなどから96億円調達 開発連携も
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注目のコメント
個人的には、ワクワクするし上手くいって欲しいという思いはあるものの、上手くいかないと思っている領域。
端的に、重量物をずっと浮遊し続けさせるエネルギー効率が悪い。なかでも、SkyDriveの方式は前から下記などでコメントしているが、揚力活用ではなくプロペラを使ったドローンのような方式。
https://newspicks.com/news/6310926
そしてeVTOLは、SPAC上場が相次いだ。でも既に飛んでいる中国のEHangは、時価総額3.5億ドルでピークから約1/20になっている(下記のA.L.I.のNASDAQ上場に向けての記事でコメントした)。Jobyも半値(現在の時価総額は30億ドル)、Liliumもピークから1/7くらい(同約6億ドル)。
今回のバリュエーションの根拠はどんなものなのだろう…
https://newspicks.com/news/7538993
<追記>新型機も発表されたが、プロペラの揚力というのは変わらないと思うし、航続距離も10kmと経済性が実現できるものには見えない。カッコいいが、残念。
https://newspicks.com/news/7612881
<追記終>SkyDriveが融資を含め96億円を調達。今月には大阪万博に向けた補助金対象事業に採択され、今秋から冬にかけて大阪府内で4回の実証実験の実施も予定されています。
プレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000072.000038857.html
2人乗りの商用機「SkyDrive式SD-05型」のデザインも公開されました
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000073.000038857.html先日、羽田空港で開催されていた東京都主催「未来のエアモビリティ体験フェス」に行ってきました。
実機も展示されていたのですが、そこには中国Ehangの機体が。
「東京都政策企画局主催のイベントで目玉展示がSkyDriveじゃないんだ!」とちょっとした驚きでした。
展示を見る限り、2023年に実施が予定されている「東京初の空飛ぶクルマ試験飛行」もEhangの機体で行うようです。
機体価格も2人乗り仕様で30万ドルと、記事に書かれている1億円よりも割安でした。
国内ではトヨタが米Joby Aviationへ出資を行い、デンソーは独Liliumへ部品供給を発表するなどトヨタグループ1つとっても内部で方向性が分かれるところ。
空飛ぶクルマ開発競争でどこが勝ち残るか、見通しの難しさを感じさせます。
Google創業者が出資し、2017年というかなりの初期段階から飛行試験を行っていた米Kittyhawkが廃業を発表したことから「早く進めた者勝ち」の世界ではなさそうですが、先日の展示を見る限り日本勢はちょっと出遅れ感も。
今後の巻き返しに期待です!