中国のバッテリー王ロビン・ゼン、その台頭と危うい統治:SZシリーズ「中国と電気自動車(EV)の未来」
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個人的には毛沢東の文化大革命のように、習近平は共同富裕をさせないと思います。それよりもCATLの研究者一万人が今後世界各地へ流出する方が脅威なのでは。
冷静に電池開発を捉えると、まだ研究の余地が残っていますが、一万人もの研究者が必要かというとそうは思えません。方向性としては次のLFPとなる可能性のあるナトリウムイオン電池の開発は有りますが、電解質の固体化の研究を考えても一万人は多過ぎだと思います。
記事内で触れているように、CATLの成功は顧客の要求に応えてカスタマイズしないことが挙げられますが、一方で生産ラインでカスタマイズ出来ないとも捉えられますので、自らコモディティ化を推進して次の一手を生み出し続けなければなりません。
一万人の研究者が多様な技術方式を研究出来るなら別ですが、恐らくトップダウンでの人海戦術を取っていると想像出来ますので、あっけなくゲームチェンジされるリスクはCATLの場合は有ります。その点BYDはEVも製造しているので、自社向けに枯れた技術(LFPやLMFP)を採用し続けることが出来るのでリスクは回避しやすい。
CATLの命運は欧州EVメーカーとどのように協業していくのかにかかっているように思えますね。