大手菓子メーカー パッケージ改良でプラスチック削減の動き
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これまで容器包装リサイクル法にて、事業者はリサイクルの責任を負うだけでなく、削減や薄肉化といったプラスチックを減らすための取り組みが求められてきました。
容器包装多量利用事業者は年毎に努力の結果を報告する制度があり、これが緩やかな脱プラ推進力となっていました。
これに加えて昨今のグローバルな脱プラ潮流や、今年4月施行のプラスチック新法によって、プラスチック削減に向けた取り組みが本格化、加速しています。
プラスチックの絶対量を減らすために、他素材に置き換える必要があると考える事業者は多いですが、食品などの場合どうしてもプラスチックの優れた保存性の恩恵を捨てきれず、紙などと圧着された複合素材を開発、採用する事業者も多くあります。
しかしこのような素材は、単一素材でないためにリサイクルが困難なことが多く、循環性を高めるための努力も必要となってきます。例えば圧着したプラと異素材を分離してリサイクルする技術を開発すること、回収した容器包装をリサイクルできる技術をもつリサイクラへ渡す仕組みを構築することなどです。
さらには代替素材となるものの環境配慮性にも注目する必要があります。
プラスチック削減の努力の中が当たり前となってきている中で、プラスチックのライフサイクルまで考えて考えて動いているのか、代替素材の持続可能性についてはどのように考えているのか。事業者の姿勢に注目していきたいものです。紙パッケージでエコです、って安直すぎますよね。
紙vsプラスチックの不都合な真実
https://www.tokyo-shiki.co.jp/archives/3517
サントリーくらい何かやってほしいところです。
https://www.suntory.co.jp/softdrink/news/pr/article/SBF1204.html脱プラの動きが加速しているが、紙が絶対的ではない。森林破壊、二酸化炭素排出はプラより多いなどの問題がある。紙のメリットはリサイクルの比率が高い。FSC認証の紙などがあるので総合的な視点が必要。