【再掲】フィグマ創業者が描いたデザインの「未来」
コメント
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ディランCEOの発言はどれも現場理解に基づいた未来の解像度が高い。本当に成功する企業はこのようにシンプルに言語化できる。
(成長する未来)
・グーグルのようなテクノロジー企業が、かつてないほど大量のデザイナーたちを雇用していることに気付いていました。
(現場のWOW)
・多くのデザイナーは同僚たちと共同作業することで、続々とフィードバックやアイディアを受け取り、その日の夜に「すごいアイディアが降ってきたぞ!」と思えたわけです。
(現場の変化)
・これまでは、デザインはすべて「ブラックボックス(洞窟)」の中でちまちまと行われていた、魔法のようなものだと思われていました。
・でも、フィグマは正反対の文化を作りました。
・デザインの仕事をオープンにして、多くの同僚たちにデザインのプロセスに参加してもらう。つまりデザイナーの「魔法の種明かし」をしたのです。
・そして会社組織であまり力を持たなかったデザイナーという存在に、新しいパワーを与えることになったのです。
(企業ニーズ)
・いま世界中の企業は、デザインのプロセスに透明性を求めています。あらゆる部門の人が、プロジェクトがどう進んでいるのかを知りたがっている。
・とりわけテクノロジー企業においては、彼らが勝てるのか、負けるのか、ますますデザインの成否にかかっているからです。
(変化する現場の未来図)
・これから10年後、多くの人が「デザイン」というスキルセットを備えた、ビジュアルコミュニケーターとして活躍する時代になるでしょう。
・グラフィックデザインの知識を持ちながら、多様なアイディアや情報をデザインに落とし込み、それを発信できる人たちです。
・そして、「デザイン」と「エンジニアリング」の境界線は消えてゆく。
・現在はデザイナーと呼ばれる人たちは、よりエンジニアの領域を担うでしょう。一方でエンジニアと呼ばれる人は、よりデザイン的な仕事を求められる。
注目のコメント
中学時代の鬼門は「美術」。手が不器用なため、何を書かせても作らせても不細工なデザインにしかならず、成績もいつも足を引っ張っていました。すっかりデザイン嫌いとなっていました。
しかし、2010年代から「デザイン思考」なるものを聞くにようになり、デザインに対する考えが一新されました。
デザインとは「表装・見てくれ」ではなく(先日も元デザイナーから注意されました汗)、機能と利用者の接点を最大化するもの、でしょうか。
そして、デザイナーは誰もがなれる。再掲前はタイトルは「デザイナーの黄金時代」。そして、今読めば、それはデザインの「未来」です。今回の巨額エグジットを一番喜んでいる人物の一人はピーターティールだろう。見ようによっては高慢、無責任、酔狂とすら言われてもそう不思議ではない(実際自分が当事者の親だったらかなり複雑だろう)世界トップレベルの大学をわざわざ退学させて起業を促すという、凡人には思いつかない思いついても出来ない取り組みの実効性がまた一つ証明されたのだから。