[15日 ロイター] - 米民主党のペロシ下院議長は週末の間にアルメニアを訪問する。米政治専門サイトのポリティコが15日、報じた。
旧ソ連構成国のアゼルバイジャンとアルメニアは係争地ナゴルノカラバフを巡り対立。今週に入り軍事衝突が発生していたが、アルメニア高官は14日夜、アゼルバイジャンと停戦合意に至ったと明らかにした。
[15日 ロイター] - 米民主党のペロシ下院議長は週末の間にアルメニアを訪問する。米政治専門サイトのポリティコが15日、報じた。
旧ソ連構成国のアゼルバイジャンとアルメニアは係争地ナゴルノカラバフを巡り対立。今週に入り軍事衝突が発生していたが、アルメニア高官は14日夜、アゼルバイジャンと停戦合意に至ったと明らかにした。
(c) Thomson Reuters 2024 All rights reserved.
アルメニアは、ロシアと安全保障条約を結んでいるロシアの同盟国です。
アルメニアを支援するのは、米国国務省の外交方針ではないでしょう。
一方、米国には100万人ものアルメニア系米国人が住んでいて、そのロビー活動はかなり強力です。
特に、ペロシ氏の選挙区があるカリフォルニア州に多く住んでいます。
つまり、ペロシ氏は、非常に国内政治的な動機で動いていて、アルメニアがロシアの同盟国であるといったことは、考えていなそうです。
かつて住んでいたロサンゼルスには数万人のアルメニア系コミュニティーがあり、ダウンタウン近くに「リトル・アルメニア」と呼ばれる地区もありました。
中間選挙に向けたアルメニア票獲得のための運動とも取れますが、さきの台湾といい、今回のロシア同盟国であるアルメニアといい、刺激的な外国訪問を続けるのは中間選挙下院での民主党敗北→議長退任の可能性も頭に入れながら「自らの価値観に沿った議長外交」をしようとしているふうにも見えます。
うちが住んでるロサンゼルス郊外のGlendale(正確には隣のunincorporated areaだけど説明面倒なので省略)はアルメニア人のメッカで、苗字が"-yan" "-ian"で終わるアルメニア人がめちゃめちゃたくさん住んでいます。うちから歩いて2分のところにはアルメニア人学校もあります。人口だけでなく、経済的地位の高い人も多いので、政治家は無視できないんでしょう。
ちなみに前回のアゼルバイジャンとの衝突の時はアルメニアの国旗をつけた車がそこらじゅうに走ってました。今回はそれほど見ないな。
マイニュースに代わり
フォローを今後利用しますか