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厚労省部会、改良型ワクチンの使用了承 ファイザー製などオミクロン対応

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    マウントサイナイ大学 アシスタントプロフェッサー

    あらためて今回使われる「改良型ワクチン」の知識を整理しておきましょう。

    これまで使用されてきたワクチンは、2020年に見つかったオリジナルの新型コロナウイルスの情報をとってきて、その一部のレシピをワクチンにしたものでした。

    一方、今回使われるワクチンには、オリジナルのウイルスからのレシピが半分、オミクロン(BA.1)からのレシピが半分で、2種類のウイルスの情報が入っています。

    このワクチンをブースター接種として用いると、数百人単位での臨床試験の中で、BA.1に対する抗体がオリジナルのワクチンと比較してはるかに多く作られたばかりか、BA.5に対しても抗体が増加しているのが観察されました。

    こうした結果から、このワクチンを受けることで、過去のワクチン接種から時間が経て減ってしまったワクチンの効果を強化するだけでなく、免疫の保護の「幅」がもたらされることも期待されています。

    また、副反応も、あくまでまだ数百人規模ではあるものの、増加がないことが確認されています。

    このような結果から、次のブースター接種は、オミクロン対応ワクチンで受けるのがよいと考えられています。

    ただし、実際の有効性のデータなどについては、まだこれからという段階で、今後多くの人が接種を受ける中で、どれほどの「違い」を生み出すのかが明らかになると思います。

    参考文献
    https://www.cdc.gov/vaccines/acip/meetings/downloads/slides-2022-09-01/07-COVID-Swanson-508.pdf


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    専修大学 商学部教授

    オミクロン株対応ワクチンとは、オミクロン株の遺伝子配列を用いたmRNAワクチンのことです。米国では、「(1)オミクロン初期型株BA.1とオミクロン株でない従来株の遺伝子配列の2つを用いた2価ワクチン」と「(2)オミクロン株BA.4とBA.5の遺伝子配列の2つを用いた2価ワクチン」の承認申請が出されていましたが、(1)は数千例規模の臨床試験を行ったうえ、先行して申請されながら現時点で未承認、(2)は米国政府が承認ポリシーを変更したあとの2022年7月に申請されると同時に製造に入り、異例のスピードで8月31日に承認されています。

    米政府は7月下旬の時点で、変異株をベースにしている点以外が同じワクチンの場合、同一のワクチンとして審査を取り扱うように、ポリシー変更していました。

    BA・5対応ワクチン着手 モデルナ、FDA勧告受け(共同通信2022年7月12日)
    https://newspicks.com/news/7303349?ref=user_1310166

    日本で承認された(1)(オミクロンBA.1/従来株)は、外国での臨床試験の実績はありますが、オミクロン株BA.4/BA.5株での変異は組み込めておらず、これら変異株に対する抗体が効率よく作られる点では理論的に劣ります。しかし、従来株からオミクロン株BA.1に変異した時点で遺伝子の大幅な変化が起こっていることから、BA.1をベースにしている(1)でも、現在使われているワクチンと比べると、オミクロン株に対する効果はかなり高いはずです。

    米国で承認された(2)(BA.4/BA.5)は、まとまった人数が参加する臨床試験はされていませんが、BA.4/BA.5の遺伝子配列に対応しています。

    日本政府は臨床試験実績のある方を慎重に選んだ、入手しやすさ(スピード重視)を選んだと読めますが、米国からみると用途がなくなったワクチンを日本に優先配分するとも読めます。


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    総合内科医 医学博士

    米国ではオミクロン株対応のワクチンが既に接種開始となっており、日本もそれに続く形となりました。

    オミクロン株対応のワクチンは、現在接種されている従来のmRNAワクチンと比べると、安全性については変わりなく、有効性については上回る可能性が高いことがこれまでの臨床試験の結果からわかっています。

    既に3回の接種を終えていて、4回目の接種を待っている方がまずは対象になります。


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