米テスラ、テキサス州でリチウム精製施設の建設を検討
コメント
注目のコメント
地上に存在するリチウムは推定3000万トン。
その生産法は塩湖の水を組み上げ乾燥させ、濃縮させた後さらにリチウム濃縮機に入れて生産されている。
地上にあるリチウムも将来枯渇することが懸念されている。
海に含まれるリチウム含有量は推定23億トンであり、海水からリチウムを取り出す技術が開発されている。
リチウムの生産方法は大きく分けて2種類。
①塩湖の塩水から生産する方法
②鉱石を採掘する方法。
リチウムを乾燥させた後に濃縮池でさらにリチウム濃度を高めて生産する。興味深い取り組みですが、肝心のリチウム自体が南米のリチウム産出国がカルテルを組成しつつある中で、何処まで垂直統合が出来るのかが注目だと思います。素晴らしい製造プロセスを整えても全量確保が出来なければ、垂直統合の効果は期待できません。リチウムカルテルの主目的は「反米」です。
南米各国が左翼政権になっていることと無縁ではないですし、このカルテルのは中国も参加することで調整が進んでいます。テスラの挑戦がカントリーリスクをどのように判断をされているのか、どのようにいまの国際環境を切り抜ける試みになっているのか。イーロンマスクのマジックに注目しています。精製方法や課題などどのようなものがあるかわかりませんが、この取組みは必然ではないかと思います。
ただ、精製はガスはじめコストがかなりかかります。まだ検討中ということで、動向は気にしておきたい。
![アプリをダウンロード](/resources/images/banner-app-download.png)