欧州中央銀行、0.75%利上げ ユーロ誕生後初、物価対策を優先
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ノルド1の停止が決定打になったと思われますが、現状スタグフレーションに最も近い先進国中銀として苦戦は必至です。HICPはピークアウトのタイミングが見えません。
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予想通りでした。家計のインフレ期待がだいぶ落ち着いてきた中で、ノルドストリームの停止が仕掛けられたことから、消費者物価は高止まりか加速持続の可能性も出てきたかな、というところです。
あとはイタリア金利が注目点ですね。これだけ厳しいユーロよりも弱い円の意味合いを考えるべきでしょう。曲がりなりにもハードカレンシー、ソフトカレンシーではないはずです。第一次世界大戦後、ドイツでは1ドルが1兆ドルを超すというハイパーインフレに襲われました。そのトラウマは根強く残っています。なんとしてもインフレは抑え込まなければならない、という意識が働いています。
ロシア問題が解決しないかぎり、物価高は収まりません。解決策は、金利政策だけでなく、ロシア問題をどう解決するかにかかっています。
まずは、テクニカルに金利を上げつづける以外に打つ手立てはなさそうです。