テスラの先進EV電池、量産化に壁 コスト削減の切り札
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買収したMaxwellのドライ電極は小型機器向けだったんですね。4680にサイズアップする際にドライ工程を導入するというのは、セル量産立ち上げ時の歩留まりを更に低下させることにつながったことでしょう。
>社内事情に詳しい関係者を含む電池の専門家らによると、生産工程で壁に直面しており、同社が目指す年内の量産化は難しそうだという。
これは昨年から続いている話でしょう。まだ解決はしていないということで、パナソニックの和歌山の4680パイロットプラントは佳境を迎えていることが想像されます。工業製品で量産初期の歩留まりが悪いのは珍しくありません。概ね半年から2年くらいの間に大きく改善されます。
いちばん大切なのは不具合品を市場に流出させないこと。
歩留まり改善への圧力が過剰だと、往々にして流出しがちです。テスラにはそうなってほしくないですね。