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コメント
注目のコメント
米国で気候変動関連テックへの転職や起業が大人気で、そのモチベーションは社会的な意義に加えて、金銭的報酬(特にストックオプション)だとのこと。
社会や環境を良くしたい、という人々が取り組むだけでは世の中は変わらないので、がっつり儲けたい人がマスで気候変動分野に入ってくる動きは大歓迎です。最近の各地での異常気象も、この動きに拍車をかけているのかもしれません。また、「自分は社会的な事だからやっている、とかお金のためにやっている」、とか考えなくて良い世の中に入ったのだとしたら、素直に歓迎したいと思います。
一方でグリーンウォッシュの様なものは今後増えそうです、政府のみでなく企業や個人も、本物のグリーンなのかウォッシュなのか、見極めていくことが求められてそうです。また、Climate Justice(気候正義)が議論されている気候分野で、今のような社会格差を産んでしまう資本主義の仕組みがそのまま当てはめられるべきなのか。そこについてはこれからの議論が望まれるところです。シリコンバレーのグリーン転職が過去2-3年で、一気に花開いています。背景にあるのは社会インパクトへの意欲はもちろん、この分野の資金調達の伸び(USだけで2.6兆円// 2021年、SBV調べ)にあります。
話題になっているグリーン転職サイトのClimatebaseでは、創業2年で50万人以上のユーザーを突破しており、求人数も今年は20,000件に達する勢いです。彼らから「日本でグリーン求人をしている会社はどこか??」など、逆に質問をうけまくってしまいました。
個人的には、ソフトウェア分野のTiltという会社(Airbnbに買収されました)で4年働いたあと、また大学の学部に入り直して、地球科学を学んだというLithos Carbonの創業者が印象にのこりました。なんというか、デジタル広告産業の城下町になったシリコンバレーで、これだけ新しいものにまた挑戦しようという人がいるのは、良いことだと感じます。
非常に多くの人を取材して書いたレポートなので、ぜひご一読ください。人の注意を奪い合い、いかにアプリ上で時間を使ってもらうか、広告を見てもらうかに頭を捻るのではなく、その力と時間を気候分野に使いたい。サンフランシスコで取材する中、そういう人々にたくさん出会いました。気候はチャリティじゃないという指摘も、印象的です。