【新本命】マイクロソフトは「ローコード」でも天下を獲る
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UCCグループでもBI環境を整備しながらローコードや分析スキルの教育を始めています。若い方はすぐにキャッチアップして覚えていく印象です。
下記文面は印象的ですね。よく業務効率化の取り組みをしてる時に「システムが悪い」「よいシステムがあれば」みたいな話がありますが、「とりあえず自分でサクッと作ったら?」という会話になっていくのだと思います。
【本文から引用】
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パワー・ポイントでスライドショーを作成し、エクセルで数式を書き、表を作成できるのであれば、ローコード開発ができるのです。
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財務部や人事部、マーケティング部にいる一般的な人たちは、そもそも自分がコードを書けるとは思っていません。自分が開発者になれるとは考えていないのです。
まず、その思考を変えないといけません。「クラウドで稼いでいるイメージの強いマイクロソフトですが」という平井記者の紹介コメントがありますが、実感としてはクラウド化が進んだ故の現在のPower Platformの躍進だと思います。
記事中で現在の世代のローコードの特徴としてAPIの活用を指摘していますが、社内のデータやファイルやコミュニケーション等をAPIを使って連携するには、まずそれらを全てクラウドに乗っけるのが一番やりやすいです。
それまでオンプレのサーバー上で運用されていたデータベースや社内のファイルサーバーやExchange等のメールサーバ、加えてActiveDirectoryによるユーザー管理まで全てがOffice365やAzureといったクラウド上に乗るようになった事でそれらをAPIで参照更新する事が容易になりました。
クラウド化によって社内の様々なデータやアクティビティを操作するAPIの存在がデフォルトになった事で追加のエンジニアリングコスト無しに即座に適用可能なユースケースの範囲が格段に広がり、Power Platformのようなエンタープライズ向けのローコードが普及する臨界点を越えたのが現在の状況かと思います。ローコードは、概ねローコストでもあります。
記事の最後のローコードと「プロコード」の比較ですが、例えば集計データのレポーティングなど業務的には重要だけどエンジニア的には定型的すぎて面白くない(笑)案件などはどんどんPower Automateなどを用いたローコードに移行することでエンジニアはもっと面倒な課題に取り組めるのは良い傾向だと思います。「Power Platform」。知りませんでした。
ローコードはプログラミングをはじめたくても時間がない、難しくてわからない、と言った人に向けての良いサービスだと思います。
特に、マイクロソフト純正のローコードアプリなら、学校や行政で気軽に取り入れることができそうです。
少しずつでもいいので、それらの業務、授業のDX化が起こればいいですね。