どうなる京都大学のユーチューブ講義 10万人登録も廃止方針、研究者反発
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社会人学生時代、高等教育研究開発推進センターにはFDで何度かお世話になりました。アメリカで長らく活躍された飯吉センター長の講義には、とても熱いパッションを感じました。いっぽう、MOOCを運営していくうえでは、国立大学法人の給与体系やプロキュアメントの仕組みに、相当、苦労されたのではないかと思います。
注目のコメント
民間企業の方には理解できないかも知れませんが、これは京都大学には一銭も入らない、純粋な「社会貢献」=ボランティアです。広告を入れていないので、1円も収入はなく、データやサーバの管理、人力などの経費がかかるだけです。6300というのはおそらく、京都大学全体の1週間の授業コマ数より少ないと思われ、十数年で動画が6300しかないのであれば、京都大学の講義のごくごく一部と、学外向けの講演がアップロードされているのでしょう。私も勤務先のものに出ていますが、お金は一切もらえません。単なるサービス残業です。
この件ではなく、講義の一般向けオンライン配信について議論します。
・どんどん録画して公開すればいいのではないか。公開だけだったら無償のプラットフォームもあるし
→著作権の壁があります。閉じた講義の中でコンテンツを使う場合と、広く一般に公開する場合のそれでは使って良いコンテンツが大きく異なり、一般的には公開用講義をするときにはコンテンツを全部作り直しです。また、公開するときには問題ないかという細かいチェックが必要になります。
授業で使用するためであれば著作物をコピーできると聞いたことがありますが、どこまでできるのですか
https://fd.code.ouj.ac.jp/tips/qanda/q101.html
・予算がないなら収益化すればいいのでは
これを議論するといろいろと大変なのですが、公的機関が収益をあげることの是非、講義を行った人へのインセンティブへの還流、収益が上がることで起こる弊害などがあります。海外では盛んなサマースクールなどが日本の大学ではあまり積極的に行われていない理由を想像してみると。。。。