債務協議の日本主導を希望 スリランカ大統領、訪日も
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スリランカが抱える70億ドルほどの債務は、中国輸出入銀行も含めれば、中国が最大の債権者です。
次に大きいのが民間の金融機関で、ブラックロックとアッシュモアです。
日本の債権はそれらに次ぎますが、日本政府はアジア開発銀行にも一定の影響力があるといえるでしょう。
アジア開発銀行 13%
中国 10%
日本 10%
世界銀行 9%
中国輸出入銀行 8%
あとは、欧米の金融機関で、
ブラックロック、アッシュモア(この2社で30%)、
他にHSBC、UBS、JPモルガン、プルーデンシャルなど
スリランカ大統領は、9月27日の国葬に招待されたので、この機会にぜひ日本の分の債務の棒引きか、返済繰り延べを、岸田総理に直接要請したいのでしょう。また、中国やインドからの債務についても、減らすための駆け引きに、日本政府の協力をぜひ得たい、ということでしょう。
スリランカ、中国に40億ドルの支援要請 「合意を確信」=BBG
https://newspicks.com/news/7320846?ref_q=%E3%82%B9%E3%83%AA%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%AB%E3%80%80%E5%82%B5%E5%8B%99&ref=search_1125005&ref_t=commentスリランカの目的は債務カットですよ。
何故なら、スリランカの歳入は80億ドル以下、また外貨準備は16億ドルで1ヶ月の貿易額に満たない状態。
つまり、借金返す余力ないですよ。
そして、スリランカへの公的機関の債権額トップは、アジア開発銀行です。
そして現在の総裁は元財務官の浅川雅嗣氏。
また、アジア開銀は旧大蔵省時代から、日本が歴代の総裁を務めてきました。
因みに、現在の日銀総裁の黒田さんもそうです。
だから、アジア開銀に影響力のある岸田総理に、アジア開銀へ債務カットを促す助力を依頼したいのでしょう。
でも、債務の責任は多くはチャイナですからね。
チャイナから港湾開発に14億ドルを借りたのが運の尽き。
利息も払えなくなり、港湾はチャイナへ99年間の租借になり、チャイナ海軍が使用してます。
スリランカの債務総額は510億ドル、半分近くが市場からの調達ですが、チャイナ絡みが110億ドルということです。
ギリシャと同じですね。
これでは返済は無理です。
貸し手が平等に痛みを負うしかないです。
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/70231