テンセント、美団株240億ドルの売却を計画=関係筋
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美団は、中国での生活、特にゼロコロナ下の生活において、欠かす事ができないフードデリバリーサービスです。テンセントにとっては、多くの顧客データと顧客接点を持てるプラットフォーム企業としての核であっただろうと思います。
規制当局からすると、プラットフォーム企業として力を持つよりも、国家のニーズに沿った分野に誘導したいという意図があり、それに沿う形での縮小策でしょうか。
「プラットフォーム企業は「ハード技術」に集中すべきとした。ハード技術は一般的に半導体や新エネルギーなどの分野を指す。」
https://newspicks.com/news/7442071/
規制当局は、昨年、反トラストの理由で、テンセントが提案した中国国内トップ 2 のゲーム動画配信huya(虎牙)とdouyu(闘魚)の 53 億ドルの合併を阻止しています。
テンセントは、2021年12 月に、164 億ドル相当の JD.com (中国第 2 位の e コマース企業)の株式の約 86% の売却を発表し、
1 か月後には、SEA Ltd (シンガポールを拠点とするゲームおよび e コマース企業)の 2.6% の株式を売却して 30 億ドルを確保しています。
テンセントは、美団のほか、拼多多(EC)、快手(動画プラットフォーム)、滴滴、Tesla 、Spotify等にも出資しており、今後もこのような売却の流れは拡大していくように見えます。
ロイター英文記事の方が詳細で分かりやすいです。
https://www.reuters.com/markets/deals/exclusive-tencent-plans-divest-24-bln-meituan-stake-sources-2022-08-16/