[東京 12日 ロイター] - ENEOSホールディングスは12日、杉森務会長グループ最高経営責任者(CEO、66)が同日付で代表取締役と取締役を辞任すると発表した。一身上の都合で、本人から申し出があったという。子会社ENEOSの代表取締役・取締役も辞任した。

今後の経営体制について公表すべき事項が発生した場合は速やかに開示する。同社は、会長ポストは当面空席になると説明している。

杉森氏は旧日本石油出身。2018年に旧JXTGホールディングスの社長に就任、20年からENEOSホールディングス会長グループCEO。20年からは石油連盟会長も務めている。

ENEOSの広報担当によると、同氏は社内で別の役職で残ることもなく、石連会長を含め外部の役職も辞任する意向だという。