第2次岸田改造内閣 正式に発足
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萩生田さんの続投希望は、結構胸が熱くなるものがありました。経済産業分野は、特にエネルギー関連など危機的状況でやること満載ですし、かつ、先日スタートしたGX実行会議でもGX実行推進担当大臣として並々ならぬ責任感を持って臨んでおられるのを拝見していたので(会議冒頭「と言っても、ついさっき任命されたんですが」と笑いを取っておられましたが)、通常であればステップアップを望むところを、続投したいという言葉が出たのだろうなと拝察していたところです。
ただ、西村さん(経産大臣も環境大臣も西村さんですが、経産大臣の方)も経産省ご出身ですし、いろいろな点で、手堅い布陣だと思いました。
政策を前に進めていただくように、期待します。今回の人事で最も注目されてるのは萩生田政調会長だ。安倍元首相が最も信頼していた人物だが、萩生田氏で注目されるのはエネルギー政策、はっきり言えば原発である。カーボンニュートラルの為に原発をどの程度稼働させるのか。反対運動も強い中、萩生田氏がどう決断するか、である。
バラバラと入る速報の段階では気づきませんでしたが、改めて全体を俯瞰してみると、細部の仕掛けに思わず唸ってしまうような人事。
まず、昨年自民の総裁選を争ったばかりの高市さんと河野さんを閣内に取り込んだのはさすがというか、岸田さんなかなか巧妙だなと感心しました。次に若手の中でも抜きん出て有能な小倉将信さん(村井英樹総理補佐官と衆議院議員当選同期)を少子化対策担当大臣に登用したり、岸信夫防衛相を安全保障・核軍縮担当の総理補佐官として近くに置いたり、おそらく経済財政政策(経済財政諮問会議)と成長戦略(新しい資本主義実行会議)の有機的連携を狙って山際さんを経済再生相に留任させておきながら西村康稔さんを閣僚として呼び戻して経産相に登用したり(経済再生担当相としての前任)、細かいところを見れば見るほど見事な人事です。勢いで決めたのではなく緻密に設計して人事権を行使したことがよくわかります。萩生田さんも結果的に政調会長はまんざらでななさそうだし、モチベーション高くよく働く内閣になるだろうな、と思います。
認証式の後に18時から行った総理本人による解説もよかった。
並の上場企業の株主総会での決議に先立つ形だけの役員候補者紹介よりよっぽどしっかりした内容で聞き応えがありました。
(総理会見全文、動画あり)
https://www.kantei.go.jp/jp/101_kishida/statement/2022/0810kaiken.html
総理の仕事は、責任を取ることと、閣僚(および霞ヶ関の府省庁)にモチベーションを与えて仕事をさせることなので、その意味で今回の組閣はいい仕事と言わざるを得ないと思います。