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2022/8/10
中国をはじめとした、世界の最新ビジネストレンドを紹介する連載「Think Different, Later」。
日本が「デジタル後進国」になった今こそ、その発想を変えることが大切です。
過度にオリジナリティーにこだわり、頭を抱えない。クイックに、素早く取り組み、ライバルの長所はすぐ学ぶ。
そんなあり方を「Think Different(異端であれ)」ではなく、「Think Different, Later(やってから考える)」と表現しました。
今回は中国EC(電子商取引)最大手アリババグループの四半期決算を糸口に、中国テック企業が追い求める次なる成長への挑戦、「セカンド・カーブ」について考えます。
アリババは8月4日に2023会計年度第1四半期(2022年4~6月期)の決算を発表した。売上高は2055億5500万元(約4兆1100億円)。
前年同期比で1億8500万元(約37億円)減というほとんど誤差のような数字とはいえ、「上場来初の売上高減少」は衝撃的なニュースではあった。
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注目のコメント
中国ビジネスニュースを追っている人ならば、おそらくここ1~2年よく目にしている言葉が「セカンド・カーブ」(第二曲線)です。
英経済哲学者チャールズ・ハンディの言葉で、人間も企業も老いる前に非連続的成長に取り組む必要があることを意味します。
日本よりもはるかに若く、いまだに高成長を続ける中国ですが、間近に迫った“衰退”への危機感を強烈に感じています。いかに非連続的成長を遂げるか、そのためにどのような種まきをするのか。そして、何がハードルになっているのか。
中国を代表するテック企業アリババグループのセカンド・カーブ戦略を事例に考えました。ぜひ、ご一読ください。
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https://newspicks.com/topics/china/プチ宣伝になりますが、日本のベンチャーを対象に、ほぼ同じことをデータを使って検証した論文を書いたことがあります。
根来龍之・大丸良太「継続的利益率向上を実現しているネット企業の特性 : 売上構成第2位以下の事業成長を伴うことの重要性」
経営情報学会誌 24 (2), 97-111, 2015-09
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