次世代太陽電池「ペロブスカイト」、JR西が世界初の導入計画
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注目のコメント
積水化学の執念でしょか、フィルム型の太陽電池を量産性が高いR2Rで生産することに目処が立ったんですね。
しかも30cm幅と言うのは、相当な技術ですね。
目指すは1m幅、これが出来れば、農業ハウスにだって太陽電池を載せられます。何よりソーラーシェアリングでコスト高になっている基礎と架台の強度の問題を解消してくれます。
テント替わりにもなるので、キャンプや登山にも利用できますね。
発電効率も15%と高く、すぐに劣化してしまう耐久性の課題も屋外で10年と、さすがに積水化学の面目躍如ですね。
量産で先行しているのはポーランドのスタートアップ、Saule Technologiesですが、プラスチック基板へのインクジェット法で商業生産を開始しています。日本にはハウステンボスの変なホテルの案内看板の照明用電源として実例があります。(澤田社長個人が同社に出資するほどの惚れ込みです。)
東芝もフレキシブルタイプで塗布方式ですが、変換効率は高いものの、大面積化にはまだ苦労すると思います。
大面積で量産できれば、従来の重くて硬い硝子基板のシリコン系太陽電池が設置できなかった場所にも設置できるわけです。
ペロブスカイトも硝子基板で開発が進められていますが、シリコン系のコスト競争に勝てなければ、難しいと思います。
フレキシブルで軽量の太陽電池は、建材一体型BIVPとして、大きな可能性もあります。
イーロン・マスクがソーラールーフとして開発しようとしていたのは、シリコンセルではなく、化合物系だったような想像をしていますが、ペロブスカイトも視野に入っていたかもしれません。結局シリコン系のセルをBIVPようにしたものになったようです。これは個人的な想像です。(それほど軽量フレキシブルの太陽電池はインパクトがあるのです)
日本の開発状況
次世代太陽電池の本命…日本発「ペロブスカイト」、激化する開発競争の現在地
https://newswitch.jp/p/32928JR西日本が「うめきた(大阪)駅」に積水化学開発のペロブスカイト太陽電池を導入するようです!これはテンション上がりますね。
積水化学発表:https://www.sekisui.co.jp/news/2022/1377721_39136.html
ペロブスカイト太陽電池は桐蔭横浜大学の宮坂力特任教授が開発された世界的な技術です。従来のシリコン太陽電池ではできない「薄く、軽い、曲げられる」、かつエネルギー効率も高いということが特徴です。
宮坂教授インタビュー記事:【実用化間近】生みの親が語る「次世代太陽電池」のすべて
https://newspicks.com/news/6096481