[カルグーリー(オーストラリア) 3日 ロイター] - 豪資源大手BHPグループのニッケル事業担当幹部は3日、電気自動車(EV)用バッテリー向けの需要増に対応するため、今後2年間ニッケル探査への支出を拡大すると述べた。

BHPニッケル・ウエストのジェシカ・ファレル氏は業界会議で、今年は同社の探査関連支出が過去最高になると説明した。

2030年までに全世界の自動車販売の約60%がEVになり、その割合は40年までに90%に上昇すると指摘した。

EV用バッテリーはニッケルに依存することになり、今後30年間のニッケル需要は、過去30年間の需要の200%から300%になるとの見通しを示した。

同社はテスラやトヨタ自動車などとニッケル供給契約を結んでいる。フォード・モーターとも契約を結んだと今月発表した。