【図解】日清食品、3代にわたる「自己否定」がすごい
コメント
選択しているユーザー
おもしろかったです。前半はカップヌードルミュージアムなどにもあるような話でしたが後半の2代目以降のところは知りませんでした。
宇田川さんのコメントされている、自己否定というより進化という話はなるほどと思いました。
完全メシの前に売っていたAll in noodleは、これまでの商品とは分けて出していましたが、すぐに無くなってしまいました。既存の物すべてを自己否定するのは最初は楽しいがすぐに行き詰まることが多いように思います。
完全メシは既存のカレーメシなどの製品で展開しているので本気度を感じます。こういうやり方をされるとBASE FOODなどのライバルは怖いんじゃないでしょうか。
残念ながらそもそもカップ麺やカレーメシを食べる習慣が無いので買う機会がないのですけどね。
注目のコメント
絶えず変革をしているし、事業ポートフォリオを広げてきていますが、自己否定をしているのではなく、ほとんどの技術や販売ルート、もちろん人も引き継いでいる点を見る必要があります。新たな製品を新たな価値観で付け加えてきたと言うべきでしょう。私は過去の否定というようなきつい表現をメディアが頻発する事は現実を適切に捉えていないように思います。仮に当事者がそう語ったとしても。
しかしそのような変革を行うことは、当然資源配分の変更を伴います。新規の投資も必要です。そのようなリスクのある事ですから、先代との対立も辞さない姿勢を創業家経営者だから持つことが大切だということでしょう。つまり彼らはそうしたリスクあるチャレンジを彼らだから進めることができるし、創業家の役割はむしろリスクをとることにあるのかもしれません。
一歩引いてみれば、創業家がリスクをとってくれれば、従業員は変な負担が少なくなります。実際には、創業者派、二代目派みたいなことは起きていたかもしれませんが、それを適切にマネジメントをしているようにも記事から伺えました。
つまり、創業家が必要な事をしているからイノベーションを生み出し続けている例だと見ることができるかもしれません。今、日清が本気で挑むポスト・ジャンクフードは、いつもの食事のように美味しいのに、必要な栄養素が全てとれる、夢みたいな食事です。
毎日「痩せたい」と言ってるのに行動が一致しない私にとっては超嬉しいニュースですが、日清にとってはジャンキーな過去を否定することにもなりかねません。
しかし、創業家の歴史をひたすら調べると、これまでも型破りな「自己否定」を続けることで、新しいものを生み出し、同時に既存のブランドを確固たるものに磨き上げていました。
今後プロジェクトを率いる3代目・徳隆さんは、どんな「食」の未来を創り上げるのか。めちゃめちゃ楽しみです!日清食品のCMでも感じるのは攻めの姿勢。そして、攻められるのは、盤石な過去の商品群があるから(PPMです)。その意味で「自己否定」は「過去の否定」ではなく「そのままでいることを否定」ということだろうと思います。