2022/7/31

「混乱」相次ぐ 7月の注目ニュースまとめ

いよいよ下半期が始まり、夏真っ盛りですね。暑さに負けず、今月の主要ニュースを一気に振り返り!キャッチアップにお役立ていただけますと幸いです。
もくじ
  • ✍️安倍元首相は「国葬」に
  • ⚡️KDDI、大規模障害
  • 🌷HIS、ハウステンボス売却へ
  • 💸スリランカ、「破産」
  • 💪国内スタートアップ投資は「堅調」
  • 🚨サル痘、緊急事態宣言
  • 🕊ツイッターvsマスク、結末はいかに
  • ✍️コメント欄がおすすめの記事
  • 🦓こんなニュースもありました

✍️安倍元首相は「国葬」に

(写真:時事)
【国内】参議院選挙の応援演説中に銃撃されて亡くなった安倍晋三元首相の「国葬」が、9月27日に東京の日本武道館で行われることになりました。
岸田文雄首相は、安倍元首相の内政、外交での功績を踏まえ、国葬を行うと表明しましたが、複数の野党からは疑問の声や反対意見も。
国内のみならず、ロシアを含めた各国に通知し参列の意向を聞く方針ですが、プーチン大統領は出席を「認められない」と関係者。首相時代、親密な関係にあったトランプ氏も弔問を検討しているとの報道も。外務省は「国葬儀準備事務局」を設置し、各国の要人受け入れ態勢を整えています。

⚡️KDDI、大規模障害

(写真:Bloomberg)
【通信】7月上旬にKDDIで大規模な通信障害が発生。40時間以上にわたり、およそ3091万人に影響が及びました。発端は、機器の定期交換に向けたメンテナンス作業中に起こった設備障害総務省は今回の障害について、電気通信事業法上の「重大な事故」に当たるとし、再発防止にむけ有識者会議で検証、8月には行政指導する方針に。KDDIは29日、「おわび」として3589万人に一律200円を支払うと発表しています。

🌷HIS、ハウステンボス売却へ

(写真:時事)
【ビジネス】HISが、傘下のリゾート施設ハウステンボスの売却を検討していることが明らかになりました。香港の投資会社を軸に調整中で、売却額は500億~700億円とみられています。ハウステンボスは2003年に会社更生法の適用を申請、野村ホールディングス系投資会社の傘下入りを経て、HISが2010年に買収。再建を進め、一時は主力事業のひとつとなりました。HISはコロナ禍による旅行需要の低迷を受け2021年10月期の決算で過去最大の赤字を計上。今回の売却で財務安定を図りますが、IRの候補地にもなったハウステンボスの行方に、引き続き注目が集まりそうです。

💸スリランカ、「破産」

(写真:Bloomberg)
【国際経済】5月からデフォルト状態に陥っていたスリランカが、国の「破産」を宣言しました。ラジャパクサ大統領は国外に脱出後、メールで辞表を提出。全土で非常事態が宣言されるなど混乱が続く中、現首相のウィクラマシンハ氏が新大統領に選出されました。経済危機の大きな要因は、対外債務が膨張したところに、新型コロナの影響で経済の柱である観光業の収入が激減したことです。大統領府は金融支援をめぐるIMFとの交渉について「ほぼ決着した」としていますが、具体的な支援策は発表されていません。

💪国内スタートアップ投資は「堅調」

【スタートアップ】2022年上半期の国内スタートアップ資金調達額が、4160億円に達しました。米国市場の動向や、東証グロース市場が軟調であることから「冬の時代」に差し掛かったと懸念されていましたが、過去10年で最大だった2021年通年の50.6%に。一方、調達社数は1058社と、昨年通年の半分に届きませんでした。資金調達には半年近くかかるため、下半期はより市況の影響を受けるとみられており、今後の動向から目が離せません。

🚨サル痘、緊急事態宣言

(写真:AFP=時事)
【社会】顔や体に発疹ができたり、発熱や頭痛などの症状がみられる感染症「サル痘」の報告が、欧米を中心に世界中で相次いでいます。感染が確認された人は世界で1万7000人近くに上り、日本でも25日に初の国内感染が確認されました。世界的な流行を懸念し、WHOは新型コロナ以来の「緊急事態」を宣言し、「幼児や妊婦には重篤な病気を引き起こす可能性がある」と警告。多くの場合は自然に回復するとされていますが、海外では死亡の報告もあり、引き続き注意が必要です。

🕊ツイッターvsマスク、結末はいかに

(写真:AFP=時事)
【テクノロジー】EV大手テスラCEOのイーロン・マスク氏のツイッターを巡る買収騒動が泥沼の様相に。マスク氏は、ツイッターが偽アカウント数に関する情報提供に「十分に応じなかった」として、総額440億ドル(約6兆円)で合意していた買収を撤回すると表明。これに対し、ツイッターは「契約解除は無効」として合意に基づく買収を完了するよう提訴しました。混乱をめぐり、ツイッターの第2四半期決算は予想外に減収。どのような結末になるか、10月の審理に注目が集まっています。

✍️コメント欄がおすすめの記事

🦓こんなニュースもありました

※配信の都合上、記事の中身が削除されているものがあります。ご了承ください。