債務危機に揺らぐ中国恒大、夏海鈞CEOと最高財務責任者が辞任
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中国共産党指導部としては、市場や世論を動揺させ、中国経済、特に不動産業界への信用を傷つけた恒大集団に然るべき責任を取らせ、企業再編を促すべく、「恒大ショック」勃発以降、終始同社を指導してきています。今回の辞任劇もその一環でしょう。
同社上層部を刷新し、企業が生まれ変わったという形態を印象付けることで、「党・政府は恒大集団の問題を解決し、同社や業界の健全化を実現する上で責任ある役割を果たした」と証明したいのでしょう。秋に党大会を控える中、第2四半期の統計結果に見られるように、経済が低迷している状況下であれば尚更です。
引き続き、恒大ショックの「着地点」に注目です。久しぶりに恒大のニュースを見た気がします。
今やウクライナ情勢に比べてインパクトが低い扱いですが、中国経済の減速も上乗せで世界不況に拍車がかからないと良いのですが。